40代になると、ふとした瞬間に考えることがあります。
「自分は、この会社を辞められるのだろうか」
別に、今すぐ辞めたいわけではない。会社が嫌いなわけでもない。ただ、異動、評価、人間関係、役職定年──。何か一つ歯車が狂った瞬間、自分の人生が大きく傾いてしまう感覚がある。
そして、その不安を見ないようにしながら、毎日をやり過ごしている人は、実は少なくありません。
今、この文章を読んでいるあなたが、これからのキャリアに不安を感じ、八方塞がりのまま立ち尽くしているのだとしたら、それは、数年前の私の姿です。
当時の私は、転職を考えていながら、何から手をつければいいのか分かりませんでした。動けば状況が悪くなる気がして、結局、何も決められないまま時間だけが過ぎていったのです。
振り返って分かったのは、そこには「動けなかった理由」があったということでした。
それは、性格の問題でも、能力不足でもありません。
当時の私は、自分でも気づかないうちに、「会社に悪く思われないように生きなければならない」と信じ込んでいました。
このブログで、やらないこと
まず、ここではっきりさせておきたいことがあります。
このブログで、やらないことが三つあります。
一つ目は、「成功談を並べること」です。
転職すれば人生が好転する。好きなことで生きられる。自由になれる。そんな単純な話を書くつもりはありません。
転職にはリスクがあります。環境が変われば、人間関係も変わる。年収が下がることもあります。
だから私は、「転職こそ正義」という話をしたいわけではありません。
「会社に生殺与奪を握られている」とは何か
生殺与奪(せいさつよだつ)とは、本来、「他人の生き死にや運命を左右する権限」を意味する言葉です。
もちろん、現代の会社員にそこまで極端な話はありません。
ただ、多くの会社員は、評価、異動、昇進、配置、給与──そうした重要な要素を、自分では決められません。
そして、気づかないうちに、「会社から悪く評価されたら終わる」という感覚を持ち始めます。
上司や人間関係に悩んでいる方へ
実際、多くの人が転職を考えるきっかけは、「仕事内容」そのものより、人間関係です。
上司。評価。空気。理不尽。
そうしたものに疲れ果て、「もう会社に行きたくない」と感じている人も少なくありません。
ただ、感情だけで転職してしまうと、次の会社でも同じ問題にぶつかることがあります。
以前、このテーマについてNoteでも書きました。
▶ なぜ50代は“未経験転職”で詰むのか?経験者だけが知るアラフィフ転職の本質
最後に
このブログは、先が見えない山道を歩くための地図です。
ただし、「どこへ向かうべきか」までは書いてありません。
人生の正解は、人によって違うからです。
ただ一つ言えるのは、人生の主導権を、自分の手に戻す準備はできる、ということです。

会社で詰まない準備室
Prep Room for Working People
会社に依存せず、
業界で“選ばれる人材”になるための戦略ブログ。

食品小売業界での経験をベースに、
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