『everybody goes~秩序の無い現代にドロップキック~』Live映像
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『everybody goes~秩序の無い現代にドロップキック~』ジャケット
『everybody goes~秩序の無い現代にドロップキック~』エピソード
【リリース】1994年12月12日
【B面】クライメイト
【累計売上】124.0万枚
小林武史と桜井和寿の間で浮かんだ「コンサートで盛り上がる新たな曲を作ろう」という構想を下に作られたアップテンポのロックナンバー。社会風刺的な歌詞について桜井は小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」に影響されたと語っている。
歌詞は『TOUR INNOCENT WORLD』の最中に移動中の車内などで作られたが、その過激さ故かMr.Childrenのシングルでは珍しくタイアップが付いていない。桜井も「あの曲はどこの会社もタイアップについてくれなかった(笑)。もっとも、『社長の上に跨って』なんて歌詞じゃ、それも無理なんですけど…。試みはしたんですけどね」と語っている。
当初は前作『Tomorrow never knows』のカップリング候補だったが、あまりにも出来が良かったため、B面として出すのは勿体無いということで急遽シングルA面での発売となった。
作曲はシングルA面曲の中で唯一桜井と小林の共作名義となっており、 コーラスにakko(MY LITTLE LOVER)が参加している。
『everybody goes~秩序の無い現代にドロップキック~』時代背景
Tomorrow never knowsで若者の繊細な心の内を壮大に描き、ミスチルの世界観が世の中に浸透し、空前の大ヒットを飛ばしている最中、突如リリースされたのが、そのイメージとは真逆のeverybody goesでした。バブルがはじけ日本経済がぼんやりと将来に不安を抱え、次世代を担う若者も援助交際やオウム真理教問題など心の闇が顕著化する中「この現状を打破せよ」とばかりに世の中にドロップキックを放つ曲をリリースしたのでした。
everybody goesは賛否両論。前者のミスチルファンには理解されなかった楽曲でもありますが、ここまで日本のトップアーチストが時代へ楔を打ちつけるが如く問題提起をしたのは、やはりミスチルが“時代の寵児”であった事を証明しています。ロックサウンドに攻撃的な歌詞で、秩序の無い現代にドロップキック!羞恥心のない若者に水平チョップ!をぶちかまし、この時代に一撃を食らわせた痛快なナンバーです。
オウム真理教事件とは?
オウム真理教の教祖である麻原彰晃(本名・松本智津夫)が、宗教を隠れ蓑に日本国を転覆して、自らその王として君臨するという野望を抱き、それを現実化せんとする過程で、世界各国での軍事訓練や軍事ヘリの調達、自動小銃の密造や化学兵器の生産を行い武装化し、教団と敵対する人物の殺害や無差別テロを実行した一連の事件をいう。29人が死亡し(殺人26名、逮捕監禁致死1名、殺人未遂2名)負傷者は6000人を超えた。教団内でも判明しているだけでも5名が殺害され、死者・行方不明者は30名を超える。社会に与えた影響などから、2014年(平成26年)に警視庁の行ったアンケートで「警視庁140年の十大事件」一位とされている。
特に注目された事件として、教団と対立する弁護士とその家族を殺害した1989年(平成元年)11月の坂本堤弁護士一家殺害事件、教団松本支部立ち退きを求める訴訟を担当する判事の殺害を目的としてサリンを散布し計7人の死者と数百人の負傷者を出した1994年(平成6年)6月27日の松本サリン事件、教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱を目的に5輌の地下鉄車輌にサリンを散布して計12人の死者と数千人の負傷者を出した1995年(平成7年)3月20日の地下鉄サリン事件が挙げられる。多数の死傷者を出したこれら3つの事件に対して、毎日新聞では「オウム3大事件」と表現している。神奈川新聞、日刊スポーツ、スポーツ報知など他のメディアも、2018年(平成30年)7月のオウム死刑執行の報道では、オウム死刑囚が3大事件のどれに関与したかを報じている。
2011年(平成23年)12月、それまでに起訴された全ての刑事裁判が終結し、189人が起訴され、13人の死刑判決と5人の無期懲役判決が確定した。同年12月31日には16年以上にわたり逃亡を続けてきた平田信が警視庁に出頭し、翌2012年(平成24年)1月1日に逮捕され、平田を匿って逃亡に協力していた元女性出家信者も同年1月10日に逮捕、両者とも起訴された。同年6月3日には同じく逃亡していた菊地直子が潜伏先で逮捕され、同月15日には同じく逃亡を続けていた高橋克也が、東京都大田区西蒲田の漫画喫茶で身柄を確保され、同日逮捕された。これで警察庁からオウム真理教事件に関する特別指名手配を受けていた3人は、すべて逮捕・起訴された(平田は2016年(平成28年)1月13日に懲役9年、菊地は2017年(平成29年)12月27日に無罪が確定)。
最後のオウム事件被告である高橋は、最高裁まで争い2018年1月18日付で上告棄却、1月25日付で異議申立ても棄却されたことにより無期懲役が確定し、これをもってオウム事件裁判は完結。7月6日に麻原と側近の計7名、7月26日には他の側近6名の死刑がそれぞれ執行され、刑事上では収束となった。
収録アルバム BOLERO
アルバム【BOLERO】
01. prologue
02. Everything(It’s you)
03. タイムマシーンに乗って
04. Brandnew my lover
05. 【es】~Theme of es~
06. シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
07. 傘の下の君に告ぐ
08. ALIVE
09. 幸せのカテゴリー
10. everybody goes-秩序のない現代にドロップキック-
11. ボレロ
12. Tomorrow never knows(remix)
Mr.Childrenの最高傑作【Atomic Heart】紹介
1 | Printing |
2 | Dance Dance Dance |
3 | ラヴ・コネクション |
4 | Innocent World |
5 | クラスメイト |
6 | Cross Road |
7 | ジェラシー |
8 | Asia(エイジア) |
9 | Rain |
10 | 雨のち晴れ |
11 | Round About ~孤独の肖像~ |
12 | Over |
Mr.Children 名盤 【Mr.Children 2001-2005<micro>】紹介
優しい歌を含む同時代リリースのベストアルバムを紹介します!
1 | 優しい歌 |
2 | youthful days |
3 | 君が好き |
4 | 蘇生 |
5 | Drawing |
6 | いつでも微笑みを |
7 | Any |
8 | HERO |
9 | タガタメ |
10 | 掌 |
11 | くるみ |
12 | Sign |
13 | and I love you |
14 | 未来 |
15 | ランニングハイ |