遠くに離れて暮らすお父様やお母様への父の日、母の日、○○記念日などの大切なプレゼントギフトをお探しの方に向けて、本日はとても柔らかく吸水性が良いタオルギフトを紹介したいと思います。
タオルの産地と言えば、日本ではやはり愛媛県の今治(いまばり)が有名です。なんと!そのルーツは奈良時代。聖武天皇に伊予郡越智郡から献上された「絁(あしぎぬ)」と呼ばれる絹織物。現在も正倉院の宝物として保管されています。
平成に入り、安価な輸入タオルが海外から入ってくることで斜陽産業になっていた今治タオルをその品質の高さをブランディングすることでV字回復させた物語は、下の佐藤可士和さんの著書にも描かれ、ブランディングの教科書としても大変有名です。
【愛媛県公式チャンネル】
今治タオルは日本の宝物!
今治(読み:いまばり(愛媛県にある))タオルは、古くは奈良・東大寺の正倉院にも伊予国越智郡から献納された「絁(あしぎぬ)」という絹織物が遺されていることもあり1000年以上の歴史を持っているタオルです。聖武天皇も使ったのかもしれませんね!
https://japan.fandom.com/ja/wiki/%E8%B6%8A%E6%99%BA%E6%B0%8F_(%E4%BC%8A%E4%BA%88%E5%9B%BD)
江戸時代には綿織物産業として栄えた今治でしたが、高度経済成長で安価な輸入タオルが入ってきたことで苦難が始まりました。しかしその品質の良さから当時ヨーロッパのトップブランドのOEM(バーバリーなどの委託製造)を請け負うことで生産量を維持してきたのですが、平成不況により今治のタオル産業は最盛期の1/5まで縮小してしまいました。(当時は品質より価格の時代でした:安いタオルが世間に普及した時代です)
ここから奇跡の復活を遂げるのですが、とても面白い本がありましので紹介たいと思います。
今治タオル 奇跡の復活 起死回生のブランド戦略【電子書籍】[ 佐藤可士和 ]
新進気鋭のデザイナーである佐藤可士和さんが四国タオル組合の人たちと試行錯誤しながら今治のタオル産業を立て直すという話なのですが、変化を好まない職人さんたちとの話し合いや一つ一つ小さな成功を積み重ねていきながら、仲間が増えていくところ、海外のバイヤーに評価され再び海外展開への挑戦を志すところなど、品質がいくら良くてもマーケティング(ブランディング)ができなくては自己満足で終わってしまうことなど、今治タオルの品質の凄さと佐藤可士和さんのマーケティングが勉強になるオススメの一冊です。
今治タオルの特徴 吸水性について
もちろん、上記の本には書いてあることなのですが、
今治タオルの吸水性の良さを示す根拠として挙げれるのが今治タオルの品質規格です。
通常のタオル規格では、タオル片を水に置いて、タオル片が沈む時間は60秒が基準になっていますが、今治タオルの基準はなんと5秒!体についた水分をあっという間に吸収する構造をもっていることが科学的に証明されています。
その為、本物の今治タオルには今治タオルであることを証明するブランドタグが付いています。これが付いていれば安心ですね。一度大きく傷ついたタオル産業が再び上る太陽をイメージしており、デザインしたのは、もちろん!!佐藤可士和さんです。
もっと詳しく今治タオルについて知りたい方はこちらの記事もご一読ください。
:イマバリタオルがラグジュアリーな3つの理由【日本が誇る世界一のタオル品質】
五つ星ホテルが採用しているお部屋のタイル
今治タオルはホテルオークラ、帝国ホテル、パークハイアット東京など日本を代表する五つ星ホテルに採用されています。
日本において最高のラグジュアリー空間を提供する五つ星ホテルと同じ体験を家庭でも味わえるというのは嬉しいことですし、ホテルでは業務用の洗濯を行うため使い心地が良いのは当たり前、かつ強度への要求も強くなります。この使い心地と強度基準をクリアしているということは、使い心地が長続きする事が証明されているということになります。何度洗濯しても吸水性が継続するのは私も使っていて関心するところです。
スーパーなどでは”今治タオルフェア”と銘打ってタオルを販売していてもブランドロゴが無い「今治タオル」が売られていたりします。製造元は今治○○となっていたりしますが。
「今治で作っているタオル≠今治タオル(×)」
「今治タオルの基準をクリアし四国タオル工業組合が認定したタオル=今治タオル(○)」
購入される時は必ずブランドのタグをチェックをしてください。
今治タオルファン歴7年の私が今回紹介するのが、5つ星ホテル(ホテルオークラや帝国ホテル)に採用されている”本物の日本最高級”のタオル(TRUE TOWEL)です。
本物のホテルタオル
実際に購入して届くとこんな感じです
先ほどの3番目に紹介したTRUE TOWEL classic SUGOI フェイスタオルがこちらです。
箱に梱包され届きます。タオルの取り扱い方とお手紙が入っており、「大切に末永く使って欲しい」というメッセージが伝わってきます。
私はお風呂でこのタオルを使っていますが、吸水が良いのでバスタオルとして使っています。ふんわりして気持ちが良く、まさに”ラグジュアリー”です。
大きさも通常のフェイスタオルより一回り大きく40㎝×20㎝くらいあり、当然ですが厚み(濃密)が違います。(写真右側が今治タオルとどこかで貰ったタオル)
届いたら本物の今治タオルである証拠のロゴを確認してください。裏にもキチンと製造ナンバーも入っており、本物であることが分かります。日本一のタオルを手にして何だか嬉しくなります。
実際に普通にお風呂に入って全身を拭いた後のタオルの写真がこちら(下写真)。全然余裕!まだまだ吸水できます。髪が長い女性でも全く問題ないと思います。個人的な感想ではありますが吸水力の半分くらいしかつかっていないといったところでしょうか。この感動を多くの方に体験してもらいたいです。
商品開発ストーリーなのですが(詳細は先ほど紹介した本にありますが)、五つ星ホテル(ホテルオークラや帝国ホテル)に納めるので、耐久性が求められるそうです。そこで行っている工夫として、何度洗濯しても毛が抜け落ちず、吸水性を持続するために表面を”バーナーで焼く”加工を施しているとあります。
ありとあらゆる工夫を重ね商品が完成した時に「すごいタオルができた!」と社長が叫んだ逸話(本176P~177P)から、そのまま「SUGOIタオル」というネーミングになったとのことです。
”今治タオルを買うなら”やっぱり老舗のタオル
今治タオルがスゴイことは良くわかりましたが、今治タオルの中でどのメーカーのタオルがおすすめなのですか?
本当の今治タオルには、品質保証のタグが付いていて、一般的なタオルと見分けることができます。タグにはシリアルナンバーも刻まれているのですが、メーカー名まで付いているタオルは正直少ないです。
それでは、私のブランディングの愛読書でもある
『今治タオル奇跡の復活-起死回生の-ブランド戦略』佐藤可士和著
に登場する老舗中の老舗である【正岡タオル】さんと
何度洗濯しても膨らむ「もこもこ」タオルシリーズでお馴染みの
【ハートウェル】さんの2ブランドを紹介します。
正岡タオル
今治タオルブランドを立ち上げ、今治タオルを全国に知らしめた佐藤可士和さん。
佐藤可士和さんの著書に登場する「正岡タオル」は私も愛用しています。
写真で伝わるでしょうか?きめ細やかで濃密な生地が心地よいですよ!良い物は良い。
これはフェイスタオルですが通常より大判なので我が家ではバスタオルとして使用しています。
価格も税込みで1980円(2023年7月現在)と手が届くホテルクオリティタオルなのです。
※「TRUE TOWEL」というブランドロゴが目印です
【正岡タオル】どこまでも濃密でどこまでもシンプルな今治産タオル
ハートウェルタオル
ハートウェルのおすすめは何といっても「もこもこ」シリーズ。
特徴は、洗濯を繰り返しても”へたり”が少なく吸水性が高いところ。
今治タオルの特徴である吸水感を存分に楽しめるタオルです。
【ハートウェル】「洗濯・乾燥するたびにもこもこ膨らむ」もこもこ365・タオル
今治タオル物語シリーズ