皆さんこんにちは。本日は強いチーム作り方について解説していきます。
私は食品小売業で働いて25年、多くのチームに所属し、リーダーとして、副リーダーとして、メンバーとして働いてきました。
本日は私が確信を持ってほぼ確実に失敗するチームになる「Wリーダー制」について解説していきます。
本記事の信頼性
私は「販売職×食品」業界で、これまで3回の転職に挑戦してきました。
✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職
地域生協(売上規模200億)から一部上場GMS(売上規模5000億)へ
全国トップレベルの惣菜売場で惣菜主任(チーフ)のスキルを獲得。
日本全国どこのスーパーでも働いていける”手に職”を得る。
✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職
一部上場GMSから県域No1シェアの食品SMへ
売場担当者から →バイヤー、店長、事業責任者へ
役職のステージアップに成功しました。
✅3度目は2024年49歳の今”ライフスタイル実現”転職
県域No1シェアの食品SMから
「家族(介護)」「趣味」「仕事」の3要素をバランスよく
実現できる、居住市No1シェアの地元密着型食品SMへ
これまでの専門性を活かし、生まれ育った地元への恩返しと
”単身赴任が無く70歳まで地元で働ける人生”にシフトしました。
タイプの違う4つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【X】https://twitter.com/masa_m2
2022年に業界知見をまとめた著書
「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。
2024年にアラフィフ転職方法を解説した著書
「アラフィフ転職 完全ガイド」を出版しました。
チームの仕事とは?
どんなに凄いスキルを持っている人でも一人は一人です。一人でできる仕事なんて知れています。大きな仕事を成し遂げるためには、複数の仕事を同時に複数の人が複雑に連携しながら進めていく必要があります。
チームメンバー全員が同じ価値観の下、深い専門知識を持ち、頭脳明晰で、誰にでも利他の心をもって接することのできる人間性を持ったメンバーで構成されたチームであれば良いのですが、そんなチームは存在しません。
超ベテランから新人、学生アルバイトまで幅広いジェネレーションズを、国籍から得意なことなど、それぞれ特性が違うメンバーが集うデコボコチームを運営していくことがほとんどです。
特に私が専門とするスーパーマーケットにおいては、大型店であれば1店舗100名以上の人たちが各部門チームに分かれて仕事をしていますので、まさにチーム運営がお店の未来を左右すると言っても過言ではありません。
しかしそのチーム運営が最も難しいのです。
例えば、チームの中で深い専門知識を持っている人は少数です。まだチーム歴が浅い新人メンバーが任されていた仕事が終わった時に次の仕事を渡していなければ”することが無い”という状況になります。
リーダーが作業場を離れていた場合どのようになるでしょうか?
ここでチーム力の差が浮き彫りになります。
【弱いチームの場合】
①メンバーの手が止まってしまう・・・一緒に働いているメンバーが他人に無関心な場合や現場に権限が委譲されていない場合、フリーズするしかなくなります。②間違った仕事を始めてしまう・・・周りに適切なアドバイスをする人はおらず、間違った指示が出ることによってトラブルが発生してしまう。
【強いチームの場合】
①新しい仕事が始まっている・・・一緒に働いているメンバーが新人を見ており、適切な作業を教え実行している。②リーダーの状況が伝わる・・・その状況が適切にリーダーに報告され、次の指示がでる。
当たり前に思われるかもしれませんが、世の中にはリーダーの足を引っ張ろうとするメンバーや自分以外のメンバーに無関心なチームも存在しています。
各メンバーの能力を見極め、リーダーが権限委譲し、どの様な人員配置であっても仕事がスムーズに動く環境作りがリーダーの大切な仕事になります。
本日の本題!Wリーダーは失敗する確率が極めて高い
たまに「Wリーダー(ダブルリーダー)」が良いという発想をする人(主に上層部の人)が居ますが、1つのチームに2人のリーダー配置は失敗する確率が極めて高いです。
ことわざ「船頭多くして船山に登る」
意味:https://kotowaza-dictionary.jp/k0329/
私にも経験がありますが、1のチームに2人のリーダーが居た場合、全く2人が同じことを言うのであれば良いですが、違うことを言った場合、メンバーはどうすれば良いか困ってしまいます。結果、2つの派閥に分かれて働きずらい職場になってしまうのです。
しかも、仮に全く同じことをいう2人なのであれば、1人で良いということになりますし、自分のチャレンジングな今までにないアイデアがあったとしても、もう1人のリーダーのことを考えると押さえてしまうでしょう。
2人の良いところを掛け合わせてチームビルディングをしていきたいのであれば、リーダーと副リーダーに役割をわけ、最終決定者をどちらか1人に決めるべきです。それぞれの意見は多面性があり、絶対的な正解も不正解もありませんが、その結果に責任を負う1人のリーダーが最終決定者であるべきです。結果が間違いであった場合、リーダーを交代すればよいのですから。
私のWリーダーにおける苦い思い出
【新店オープンの時】
私が新店の立ち上げメンバーに任命された時、同じチームに専門性の高い先輩シニア社員も同時配属されました。自分がリーダーではあったのですが、細かな場面で意見が合わずチームが2つに割れるという結果になりました。
最終的には互いの”間違い探し”を指摘し合うようになり、殺伐とした雰囲気のチームになってしまったという苦い思い出です。
【業務改革の時】
チームに業務改革を目的として、現リーダーはそのままで私が本社から来た応援リーダーという立場で業務改革を推進しに入ったということがありました。これまで全体を統括してきた現リーダーが裏で暗躍し現場が完全にダブルスタンダードで動くようになり退職者が出たところで試合終了。結果として業務改革は中断し終わってしまいました。
結論としては、業務改革を完全実行するのであれば、リーダーを入れ替えて責任と全権を持って業務改革にあたるべきだと思いました。
Wリーダー問題の当事者になった時にどうすれば良い?
答え)志願し副リーダーになる・・・一番容易にできて最終的に得をするのはこちら。精神的にもとても楽です。自由に動かないチームで仕事をしながら実績に対して責任をとるのは無理があります。まず一歩引いて楽になることをおすすめします。
実は一番の被害者は両者の間で挟まれるリーダー以外のメンバーです。どちらかのリーダーがいない時に悪口を聴かなくてはならない。全く生産性のない時間を過ごさなくてはならなくなります。
メンバーの働く環境を自分が一歩引くことでチームの働く環境を高めることができるのであれば、必ず今後の財産となります。また”最強のナンバー2(軍師官兵衛に代表される)がいる職場は強い”という話もあります。こちらのポジションをとるのが仕事としても面白いと思います。
ぜひ割り切ってそうしてみてください。未来が変わるはずですよ。
いかがだったでしょうか。
本日はチーム論について解説させていただきました。長い職業人生の中では、チームビルディングの課題に必ずぶち当たります。
参考にしていただけると幸いです。
今回も読んでいただき有難うございました。
「販売職×食」業界で働いてみませか?
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若いうちに有益な経験を積んでおきたいと思い転職を考えているのですが、どう進めるのが良いのか・・悩んでいます。
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【業界の特徴】
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②”お客様のおいしい笑顔と健康をつくる”他者貢献の仕事です。
③”食べる”は不況に強い。コロナ禍ではむしろ売上が伸長する等、世の中の情勢に左右されにくい安定した業界です。
④お店の仕事だけではなく仕入担当(バイヤー)、物流管理、施設管理、人事総務、関連会社への出向など幅広い仕事をすることができます。
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今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
今後も有益な情報が提供できるよう頑張ってまいります!
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