CGCグループは、地域の中・小スーパーマーケットを中心としたローカルスーパー207社4420店舗が手を取り合って作っているグループです。
その売上規模はなんと約5兆円以上!
CGC商品は5兆円という販売ボリュームを活かし積極的に商品やサービスの開発を行っており、有名スーパーにも無い高品質の逸品やサービスが、なぜか近くの小さなローカルスーパーにある!という面白い現象が起きていることをご存知でしょうか?
今日は、そんなことをお伝えしていこうと思います。
~CGC加盟店一例~
本記事の信頼性
私は「販売職×食品」業界で、これまで2回の転職に挑戦してきました。
✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職
地域生協から一部上場のGMSへ
✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職
一部上場のGMSから県域一番の食品SMへ
売場責任者(主任)→バイヤー、店長、事業責任者へ
タイプの違う3つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【Twitter】https://twitter.com/masa_m2
2022年に業界知見をまとめた著書
「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。
CGCブランド「ショッパーズプライス」「断然お得」
CGCにはカテゴリーを分かりやすくするため、そのカテゴリーにブランドマークを作り商品にシールを貼ったり、売場プライスカードに印字するなどしてお客さんに分かりやすくしていますが、あまり意識して購入していないのがホントのところなのではないでしょうか?
もっと言うとCGCグループのスーマーマーケットで働いている人でもこれら全て把握している人も少ないと思いますので、読み解いていきたいと思います。
まず、CGCの基本コンセプトは、中小スーパー同士が手を組んで、大手に負けない「安さを実現」するというもの。
スーパーでいつも購入する「基礎調味料」や「食材」のド定番については、どの地域に出しても一定の評価を得られる高品質な商品が安価に開発されていると思っていただいてよいと思います。
それらの商品についているブランドマークが「ショッパーズプライス」と「断然お得」。
他メーカーの商品と比較して損をすることはないと言える価格訴求ブランドです。
CGCは食肉加工品に良いものが多い! Vパックゴールド
CGCには日本トップメーカーが属しているアソシエイツ会という組織があり、一流メーカーと強いパイプを持って商品開発をすすめています。その中でも食肉加工品(ハム・ベーコン・ウィンナー)は伊藤ハムや米久など商品開発に定評のある企業が製造を担っており、品質が高く価格も抑えられた商品が多くあります。
以前はVパックというブランドしかなかったのですが、セブンプレミアムのヒットなどを受け、Vパックゴールドという美味しさや高品質にこだわったブランドができました。
その中でも注目の商品を4品紹介したいと思います。ワンランク上のハムとベーコン、そしてセブン&アイで人気に火が付いたチルドハンバーグです。このハンバーグはセブンプレミアムと比較しても遜色ない味に仕上がっていると個人的に思っています。是非お試しください。
今回の本命!CGCでは水産物を買うべし! 自然のあしあと
自然のあしあとの商品はこちら 自然のあしあとブランドSite
CGCブランドの中で特に個人的におすすめしたいのが「自然のあしあと」です。
日本は水産大国、地域に魚食の文化が根付いています。地域の食を担うローカルスーパーが欲しいのは、安定した品質と価格の水産物。
個人的にはCGC=水産が強い という持論を持っています。
その中でも特に『自然のあしあと』に注目しています。
今回はその中でも、料理用途が多彩な「CGCベビーホタテ」に注目したいと思います。
綺麗な海に限定し、養殖をしています。
鮮度が良いので、臭みがなく旨み・甘味が広がります。
実際に美味しく、お店の方も自信をもって販売していますね!
中小スーパーでは開発出来ない電子マネーシステムを供給! CoGGa(コジカ)はシンプルで使いやすい
CGCグループには電子マネーシステムがあり、自社で電子マネーシステムを構築しない企業はこちらを導入することで自社の電子マネーの展開が可能になります。素晴らしいですね。
電子マネーは高齢のお客さまが小銭の取り扱いをしなくてよくなったり、レジ時間が短縮できるなど、お客さまとお店双方にメリットがあるツールです。お客様を集客したい時に電子マネーのチャージポイント〇倍や購入をコジカでした場合のみポイントが5倍など、自社の電子マネーを持っていただいている優良のお客さまのみにポイントをお付けすることができるので、販促費の節約にもなります。
大手の様に自社の販促に特化した使い方はできませんが、その分シンプルです。
特にシニア世代には丁度良いのではないかと思っています。
【参考資料】COOPのPB
CGCの秘密に迫る企画、いかがだったでしょうか?
スーパーマーケットのグループには、各グループごとに特徴のあるPB(ブラーべートブランド)商品があります。CGCは品質と価格のバランス(コスパ)が良いという特徴がありますので、是非ご家庭のコストダウンにご活用くださいませ。
ちなみに生協のCOOP商品は、全く違った思想で作られたPBなのです。
比較してみるとよくわかります。
「販売職×食」業界で働いてみませか?
新卒で入った会社での自分の成長が感じられなくなりました。
先輩社員を見てると自分の将来が心配で・・。
若いうちに有益な経験を積んでおきたいと思い転職を考えているのですが、どう進めるのが良いのか・・悩んでいます。
そんな方にスーパーマーケット業界をおすすめします!
スーパーマーケット業界で働くメリットは、
【業界の特徴】
①仕事の汎用性が高く、現場のスキルを獲得することで日本中どこのスーパーでも正社員として働くことができます(専門性がある仕事)。
②”お客様のおいしい笑顔と健康をつくる”他者貢献の仕事です。
③”食べる”は不況に強い。コロナ禍ではむしろ売上が伸長する等、世の中の情勢に左右されにくい安定した業界です。
④お店の仕事だけではなく仕入担当(バイヤー)、物流管理、施設管理、人事総務、関連会社への出向など幅広い仕事をすることができます。
そんなスーパーマーケット業界にナビゲートします!
1st.転職への戦略を練ろう!
まず転職をすることを決意した時にはスケジュールを組む必要があります。
会社に退職の意思を示してから8か月以内に就職するのが良いと思います。
上図を参考に、ご自身のスケジュールをイメージしてみてください。
何だか心のモヤモヤが晴れ、ワクワクしてきませんか?
2nd.最強の「転職・攻略の書」と共に準備を進める
日本で最も就職が難しかった時代のことを「就職氷河期」と言います。
バブルがはじけ、先の見えない長い不況に入り(失われた30年と言われる)、しかも子供の数が一番多かった団塊Jr世代が就職・転職活動をしていた時代です(1995年~2005年)。
その時代に最も有名で、最強の書と言われていた本が「面接の達人(通称:メンタツ)」です。
私もこの本を参考に転職を成功させてきた1人であり
履歴書はどんなことを書くのか?面接ではどんなことを話すのか?それは”2つ”に絞られる
ということが分かりやすく書かれており普遍的で読みやすいのでおすすめです。
【中谷章宏さん紹介】~リーダー論の講演より~
↓ 「面接の達人」の内容を詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください!
3rd.良い企業の面接がGetできる「プロの転職サイト(完全無料)」を使う
退職すると失業保険の手続きでハローワークに行き、求人情報を閲覧することができますが、大手の優良採用募集はあまりないと思います。
なぜなら優良の採用募集は、募集を出す媒体が事前に決まっているからです。
企業は質の高い人に来てほしい。日本には解雇規制があるので一度雇用したら解雇することが出来ないからです。失敗したくないので、きちんと転職サイト(エージェント)で人材を選別してもらい優秀な人を集めた中から採用したいと思うからです。
しかし多くの転職サイト(エージェント)に登録しても情報の整理が出来なくなるだけです。
無名で高額なサイトでは無く名の通った大手の「無料で利用できる」転職サイトに登録することをお薦めします。
悪い噂が立ったらメディアに取り上げられ企業の存続に関わるため、利用者が満足するサービスを確実に提供してくれるからです。
おすすめは、TVCMで一番流れている「マイナビ」
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スーパーマーケット業界のすべてを解説
今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
今後も有益な情報が提供できるよう頑張ってまいります!
スーパーマーケットのビジネスモデル シリーズ