全国スーパーマーケット協会より、最新2022年度版
スーパーマーケット白書が一般公開されました。
http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2022/10/NSAJ-Supermarket-hakusho2022fix1.pdf
この資料を基にスーパーマーケットの現状から傾向を導き出し未来予想図を作っていこうと思います。
最新でリアルな統計情報になりますので、精度高い考察ができると思います。
それでは行きましょう!
本記事の信頼性
私は「販売職×食品」業界で、これまで2回の転職に挑戦してきました。
✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職
地域生協から一部上場GMSへ・・売上規模20倍の企業への転身
✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職
一部上場GMSから県域一番の食品SMへ
売場責任者(主任)→バイヤー、店長、事業責任者へ
役職のステージアップに成功しました。
タイプの違う3つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【Twitter】https://twitter.com/masa_m2
2022年に業界知見をまとめた著書
「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。
そんな私がスーパーマーケットの具体的なビジネスモデルについて解説するシリーズです。
本記事で取り扱う内容は、スーパーマーケット業界全体の潮流やトレンドです。
就職活動や転職活動で食品小売関係を志望されている方は知っていて絶対損はないですし、面接でデータをもって話すことで説得力や勉強熱心であることが伝わると思います。
スーパー業界の人は”灯台下暗し”で自社のことはよく知っていますが、業界全体を俯瞰している人は少ないように思います。そういう意味でもこの記事を参考にして面接を受けると抜群の効果があると思います。
スーパーマーケット業界全体図
この業界の特徴としては、閉店より開店が多く伸びている業界であり、コンビニ業界のように大手企業が寡占しているわけではないところ。中堅のローカル企業が元気であることが分かります(地元で働きたい方には嬉しいデータ)。やはり地域の食文化に根差した生鮮品の仕入れや商売が全国一律の大手企業では難しいということだと思います。
スーパーマーケットの新しい取り組み
現時点でクレジットカードとポイントカードが無い企業は、余程のディスカウントストアで無い限り今後の見通しは良くないはずです。QRコード決済まで完備出来ていている企業は先進性のある企業だと思います。
ネットスーパーの難易度は高く投資も必要なため様子見の企業が多いと思います。
移動スーパーはビジネスモデルが完成しているため、取り組みやすいのと、配送サービス(買物後に商品を預けて運んでもらう)は請負企業に任せるだけなので始めやすいしリスクもありませんが、サービスと割り切ってコストが出せる繁盛店のみで良いと思います。
詳細については、こちらの記事がおすすめです。
投資が大きく売上が小さなインストアベーカリーが展開できている企業は先進性があります。
菓子製造業免許が必須のため、自社のオリジナルスイーツも作ることができることで他社との差別化部門となります。
【注意点】テナントではなく自社のベーカリーであることが大切です。
食品トレーの回収もしなくても良いと割り切るか、”地域の生活者にとって大切なこと”であると考えるか、企業の姿勢が見えるところです。お店をよ~く見てください。後者の方が良い企業であることは間違いありません。
スーパーマーケット売上トレンド
コロナ禍で外食がストップした2020年は内食・中食(お惣菜関係)を担うスーパーマーケットは大きく売上を伸ばしました。2021年ではそれを99.6%で踏みとどまったと言えると思います。業界にとっては追い風であったということです。
部門を見ると、やはり中食の惣菜が伸びています。以外に水産が良いのは健康ブームと高齢化が進んだからであると見てとれます。シニアと水産の親和性高いです。
2021年の月別については、大きなトピックはありませんでしたが、やはりコロナで1月の様に緊急事態宣言が出て飲食店の時短要請が出ると業績が上がるという結果になっています。
スーパーマーケットの競合はコンビニではなくドラッグでもなく、外食だったりするのです。
スーパーマーケット白書についてのお話は今回はここまでです。
次回は続きのデータを一緒に見ていきたいと思います。
「販売職×食」業界で働いてみませか?
新卒で入った会社での自分の成長が感じられなくなりました。
先輩社員を見てると自分の将来が心配で・・。
若いうちに有益な経験を積んでおきたいと思い転職を考えているのですが、どう進めるのが良いのか・・悩んでいます。
そんな方にスーパーマーケット業界をおすすめします!
スーパーマーケット業界で働くメリットは、
【業界の特徴】
①仕事の汎用性が高く、現場のスキルを獲得することで日本中どこのスーパーでも正社員として働くことができます(専門性がある仕事)。
②”お客様のおいしい笑顔と健康をつくる”他者貢献の仕事です。
③”食べる”は不況に強い。コロナ禍ではむしろ売上が伸長する等、世の中の情勢に左右されにくい安定した業界です。
④お店の仕事だけではなく仕入担当(バイヤー)、物流管理、施設管理、人事総務、関連会社への出向など幅広い仕事をすることができます。
そんなスーパーマーケット業界にナビゲートします!
1st.転職への戦略を練ろう!
まず転職をすることを決意した時にはスケジュールを組む必要があります。
会社に退職の意思を示してから8か月以内に就職するのが良いと思います。
上図を参考に、ご自身のスケジュールをイメージしてみてください。
何だか心のモヤモヤが晴れ、ワクワクしてきませんか?
2nd.最強の「転職・攻略の書」と共に準備を進める
日本で最も就職が難しかった時代のことを「就職氷河期」と言います。
バブルがはじけ、先の見えない長い不況に入り(失われた30年と言われる)、しかも子供の数が一番多かった団塊Jr世代が就職・転職活動をしていた時代です(1995年~2005年)。
その時代に最も有名で、最強の書と言われていた本が「面接の達人(通称:メンタツ)」です。
私もこの本を参考に転職を成功させてきた1人であり
履歴書はどんなことを書くのか?面接ではどんなことを話すのか?それは”2つ”に絞られる
ということが分かりやすく書かれており普遍的で読みやすいのでおすすめです。
【中谷章宏さん紹介】~リーダー論の講演より~
↓ 「面接の達人」の内容を詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください!
3rd.良い企業の面接がGetできる「プロの転職サイト(完全無料)」を使う
退職すると失業保険の手続きでハローワークに行き、求人情報を閲覧することができますが、大手の優良採用募集はあまりないと思います。
なぜなら優良の採用募集は、募集を出す媒体が事前に決まっているからです。
企業は質の高い人に来てほしい。日本には解雇規制があるので一度雇用したら解雇することが出来ないからです。失敗したくないので、きちんと転職サイト(エージェント)で人材を選別してもらい優秀な人を集めた中から採用したいと思うからです。
しかし多くの転職サイト(エージェント)に登録しても情報の整理が出来なくなるだけです。
無名で高額なサイトでは無く名の通った大手の「無料で利用できる」転職サイトに登録することをお薦めします。
悪い噂が立ったらメディアに取り上げられ企業の存続に関わるため、利用者が満足するサービスを確実に提供してくれるからです。
おすすめは、TVCMで一番流れている「マイナビ」
【”マイナビ転職”というフレーズで有名】
成約した企業から収入を得るので応募者からは”完全無料”なので安心です(2022年10月現在)
20代・第二新卒・既卒向け転職エージェントのマイナビジョブ20’s
未経験職種への転職で有名な「アーシャルデザイン」
こちらも企業側からの報酬により利用者は”完全無料”です。
アーシャルデザインは、未経験向けの企業案件を多く保有しており、転職成功率が86%ととても高いです。未公開の求人数も20,000件と業界の中でも最大級なので、あなたにあった求人がきっと見つかると考えます。
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スーパーマーケット業界のすべてを解説
今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
今後も有益な情報が提供できるよう頑張ってまいります!
スーパーマーケットのビジネスモデル シリーズ