普通に仕事をしながら執筆するという作業は大変でしたが、自分の出版物が世の中に有ると考えると、世界が変わった程の充実感を感じています。
本を売るということが目的ではなく、自分が何を専門として何を語れる人間なのかを表明する「名刺」が出来たように感じています。
新入社員の時に初めて会社から支給された名刺がとても嬉しかったように、とても自分自身が誇らしい、今はそんな気持ちです。
それでは具体的にkindle電子書籍出版について書いてきたいと思います。
◆kindle電子書籍出版の基本情報◆
1.本当に完全無料でした
2.Wordで書いて、アップロードするだけ
3.最終的には約3万字で出稿
4.Wordをアップロードして翌日にはamazonの販売サイトに並ぶ
5.表紙デザインを外部委託は2022.2月時点で4000円(税込)でした
1.アカウントの設定方法
まずkindle出版用のアカウントを作成する必要があります。
⇒コチラにリンクを貼っておきます
アカウント作成についての詳細説明を以下に添付しております。
参考に設定を進めてください。
※本が売れた時の銀行口座が必要です。
ちなみに私は楽天銀行にしました。
2.本の執筆(Wardとその設定)について
私の場合、執筆はWordで書き進めていきました。
最初に本を書くにあたり、早々に当たった壁は「本にする核コンテンツが無いと本は作れない」ということでした。web上で得た電子書籍作成についての情報では1冊の文字数は”2万字が目安”ということでしたが、2万字でも学校で使った400字原稿用紙びっしり買いて50枚と結構な分量となります。脳から溢れ出るくらいの伝えたい情報が必要ということです。
私はこれまで食品小売ビジネスで25年に渡り仕事をしてきましたので、そこで得られた知見を核に様々な外部の業界情報、自分でも色んな調査や取材を行い、その生情報なども盛り込みながら書いていきました。
しかし私も最初に考えていた内容とは最終的には大きく変わっりましたので、最初からあまり考えすぎず、書いていきながら自由に変更していけば良いと感じました。書き手が苦しんで書いたものを読者が楽しく読めるわけもありません。極端な表現ではありますが、自分で書いてて楽しく、読んでもらえることを想像してワクワクするような文章を書いけば良いと思います。
~最初に大まかな構成を考える~
【本のタイトル】○○○○○○(途中で何度も変わりました)
【構成】
・プロローグ
・第1章○○○○
・第2章○○○○
・第3章○○○○
・第4章○○○○
・エピローグ
章立てを決めた後は、Wordでどんどん書いていきました。
その時感じた事を記しておきます。
私はいつも買いて慣れている横書きで35文字×30文字(文字の大きさ12P)で書いていくのが良いと思いました。小説などでは縦書きの本が多いですが、ビジネス書や研究書などを見ていただくとわかりますが、市販本でも横書きのものも多く出版されています。
【Wardで執筆する時の注意点】
①アップロード後のフォントは明朝体とブロック体しかなく、読者がそれも自由に選ぶ仕組みになっているので、こだわったフォント(字体)にしてもあまり意味がありませんでした。②表示される行数などは読者のデバイス(専用タブレット、スマホ、パソコンなど)に応じて変更できる仕組みなので、こだわって改行などをしてもあまり意味を成しません。章間を空けすぎると本に空白地帯ができるだけとなります。(これが非常に難しいかったです)
③EXELで作成した図表のコピー&ペーストはアップロードするとバグりました。解決方法としては、EXELを”画面スクショ”して必要箇所のみトリミングして貼り付けるとバグりませんでした。
④電子書籍用の目次の作成が必要でした。目次の作成方法を添付しておきます。
Word目次設定方法解説PPDF
3.執筆にあたりもう少し具体的な話
①書くテーマを詳細に決める
※私の場合はスーパーマーケット業界と宅配業界について書きました。自分の仕事を領域とすることで仕事上で手に入る業界情報の知見を活用することができます。しかし自社のデータは使えません(秘密保持義務があるため)ので、勤務先のデータは一切使えないことを知っておいて下さい。
かつテーマを狭くすることで非常に書き易くなります。私は「スーパーマーケットの価格」という領域にフォーカスしました。
②書籍やインターネットで関連論文や記事を読み込む(インプットを行う)
良質なインプットが最も大切です。
時間がある方は非常に有利。私は仕事が終わってから、または休みの日に時間を作ってインプットしていました。「時間が欲しい」が心の声でした。
また自分が書きたいテーマと同じような問題意識を持っている人が必ずいますので、そのような本や論文も参考にしながら作成を進めると書き易いと思います。
③インプット資料に自分の意見や取材・調査を重ね合わせて最新事例にブラッシュアップする
書籍やインターネットの情報は専門的ではありますが一般的な情報です。自分の足をつかって取材をしたり調査をしたりすることでオリジナルの本ができるというのはご参考程度に・・。
4.表紙デザインの作成方法
電子書籍が出版された時に、Amazonの販売サイトやSNSなどで自著を紹介する時に出てくるのが表紙のデザインです。今後の展開を考えると自分で作成するのではなくプロに頼むことにしました。今後何年も私の名刺になるデザインなのですから。
私が制作依頼をしたのは検索でヒットした”伊那市 街のウェブ屋さん”プロにお願いしました。
一般書の中から自分好みの表紙を送付させていただき、このようなデザインテイストで・・・とお願いし、何度かやり取りをして完成しました。デザインの変更は何度でもして頂けますし、変更依頼したら翌日にはデザインが届き、レスポンスのスピード感も良くオススメです。以下リンクを貼っておきます。
伊那市 街のウェブ屋さん
そして完成したのが、このデザインになります。
会社員人生も20年を超えると、自分がいくら素晴らしい仕事をしても、それが会社の名刺(ブランド)があるから出来ていることが身に染みて分かってきます。しかし私も自分が所属する会社の名刺とは別に自分自身の名刺も欲しいと思う様になってきていました。その名刺が自分の著書になると考えています。
おわりに
いつも使っているwordで本を書き、amazonのkindle出版を使って無料で電子書籍を出版できる時代になりました。会社で仕事をするサラリーマンが本を出版し自分個人で販売することができるということはこれまでの日本社会ではあまり事例が無かったことです。
~あなたも本記事をご活用いただき、電子書籍を出版してみませんか~

最後にお知らせをさせてください★
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