『アフターコロナのニュービジネス大全~ビジネスチャンスが見つかる69の視点』要点まとめ

Masa-kun
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今回は「アフターコロナのニュービジネス大全~ビジネスチャンスが見つかる69の視点」という書籍の要点まとめを書いていきたいと思います。変化が苦手という日本ではあまり意識できないかもしれませんが、コロナ禍において世界では新しいビジネスがどんどん生まれています。

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新しい生活様式の新ビジネスにおける世界15か国の先進事例が報告されています。この本を読んで、一緒に情報のキャッチアップをしていきましょう!

序章

日本人は世界でも稀な「変わることが苦手な民族」である。
【テレワークの実施率】
日本 コロナ前9% ⇒ コロナ後31%
中国 コロナ前35% ⇒ コロナ後75%
米国 コロナ前32% ⇒ コロナ後61%
定性的にも定量的にも日本は圧倒的なテレワーク後進国である。
大半の日本人の願いはただ一つ、ビフォアコロナに戻ることである。

一方世界ではアイデアフルなビジネスが続々と生まれていた。
筆者である小祝が代表取締役を務めるTNGは海外70ヶ国100地域に長期滞在する600人の日本人女性をリサーチャーといし、現地のライフスタイルやトレンドをリポートするサービス「ライフスタイル・リサーチャー」を運営している。世界各国では日本以上に厳しい感染状況の中新しい試みが続々と産声を上げていた。

日本人はコロナ禍で「とにかく我慢をして」「何もしない」ことを選んでしまっているのに対し、海外では危機の中でも楽しみを見いだし「楽しむ」ことを優先し、次世代のビジネスにつながるクリエイティブなアイデアが育ってきた。その事例の数々を厳選し紹介しているのが本書である。

Ⅰ.Beyond DISTANCE (物理的距離を越えてオンラインで全てが繋がっていく事例)

①バーチャル冠婚葬祭
スペインの注目株は無料アプリ「ETERNITY」だ。アプリ上に家族が故人の特設ページを作り、友人や親族にチャットアプリやメールでリンクを送信。スマホでログインし故人への別れのメッセージを投稿し想い出の写真をアップロードすることができる。火葬の日時などスケジュール共有も可能。そのようなサービスは全て無料。
リアルの場で葬式を行いたくない人、参加したくても体の自由が利かない高齢者のニーズを捉え利用が進む可能性は十分にある。

②スマートミラージム
通信機能を持ち、映像やデータが表示されるスマートミラーを使った自宅エクササイズが注目された。「Mirror」「Tonal」「Tempo」など。
「Mirror」のサービスでは鏡に自分を映し鏡内に登場するインストラクターの指示と動きに合わせて15~60分のワークアウトが出来る。ワークアウト中は手首に装着したスマートウォッチとリンクさせ画面上に示される心拍数なども確認。本体価格は1495ドルで利用料は月額42ドルという設定。
日本でもフィットネス業界はコロナで大打撃を受け模索している真っ只中であり、日本でも普及の兆しが出てきている。

③画面旅行
海外では有名博物館や観光団体がバーチャルツアーサービスを相次いで開始。大英博物館、サファリパーク「Lomgleat」、世界遺産ストーンヘンジなどがクオリティの高いVR体験が提供されている。
参加者は自宅からパソコンやスマホでZoomなどを使ってアクセスし海外在住の日本人が名所を案内するオンラインツアーは時間30分~1時間 料金は数千円程度で自宅と現地をライブで繋いでガイド。画面から現地の今を知れる貴重な機会にもなっている。博物館や美術館のツアーは日本の若者の間でも流行した。

④オンラインドクター
医療費が高い米国では、病院に行きたくても躊躇する人が多い為、オンライン診療によって的確な診断を受ける事ができ感染防止に役立った。
すでにオンライン薬局で服薬指導と薬剤の配達も行われ医療のオンライン化は急激に進む段階にきている。
入院している高齢者に孫がVRで面会で臨場感あるコミュニケーションを出来る様にするなど多様なシーンで商機が広がりそうである。

Ⅱ.Beyond SHOPPING(新しい買物のかたちを提示する)

①無人配達
Googleの親会社であるAlphabet傘下の「Wing」が米国でドローン配送サービスを始めた。
米国西海岸シリコンバレーにあるマウンテンビューではスタートアップの「スターシップテクノロジーズが手掛ける配送ロボットが活躍した(専用アプリで注文・決済するとダウンタウンにある飲食店の料理やスーパーマーケットの商品を自宅やオフィスに自動配達してくれるサービス)。
北京では自動運転の餃子デリバリーが運航し保温機能付きで一度に24食分を配達可能、利用者は到着後スマートフォンのQRコードを読み取らせ車内から餃子を取り出す。

②ライブコマース
北京のジョイシティ・ショッピングセンターでは20以上のブランドのオンライン・ライブストリーム・プロモーションを実施。ライブストリーミング中の3時間で通常の1週間分の利益を稼ぎ、接客した顧客数は7か月間分の来場者数にほぼ等しいという。
5時間のライブ配信中にレポーターが10店を回り、店のスタッフが割引価格で購入できるイチオシ商品を紹介。視聴者はデパート内を歩く感覚で配信を見ながらスマホで買物ができるようにした。このようなネットとリアルの中間的な買物が予想以上に拡大した。
日本でも人気タレントのゆうこすが化粧品を製造し、ライブコマースで若者に訴求してヒットするなど成功事例が出始めている。

③バーチャル内見
米国シアトル本社の「Zillow」はパソコンやスマホを操作して遠隔から外見、内見を可能にする「3D Home Tour」の事業が大幅増を記録した。
カメラを搭載したロボットを使った内見ツアーのプラットフォームを提供する「Zenplace」は前例がないほど需要が伸びている。
Zillowが支持された大きな理由は物件や固定資産税のデータ、過去の売買取引等を基にした独自の価格査定ツールも公開されていることだ。
「おおよその目安でいいから今住んでいる物件の価値を把握したい」という売り手と「販売価格が妥当か確かめたい」という買い手の双方のニーズを捉えZillowを介した売買も活発化し急成長した。
日本でも高画質360度パノラマが増で賃貸物件のバーチャル内見ができる「イツデモ内見」が利用を伸ばしている。

Ⅲ.Beyond ENTERTAINMENT(従来の娯楽の在り方を一変させる)

①Zoom観劇
世界中の劇場で公演が中止を余儀なくされる中、ドイツで始まったのがパソコンやスマホで観劇するオンライン演劇だ。劇場のひとつである「Schauspiel Leipzig」ではZoomを利用しフランツ・カフカ作の「城」を上演した。

②自宅ナイトクラブ
ドイツ・ベルリンで2020年3月18日から22日の5日間毎晩19時から0時まで日替わりで有名DJが演奏を無料でオンライン中継。視聴者はライブを愉しみながら企画への寄付も同時にできる。
訪問者は実に4000万人を超えベルリンの67のクラブに57万ユーロが寄付された。

③バーチャルマラソン
デンマークではマラソンが中止される中スポーツショップなどが連携してスポンサーとなりバーチャルマラソン大会が開催された。開催期間は土日の2日間。大人2500円こども1500円の参加費を払い、送信されたゼッケンを自分でプリントアウトし装着する。大人は5km10kmハーフマラソンフルマラソンの4種、子供は2kmにエントリー可能。参加費のうち150円はコロナ被害をサポートする団体に寄付する。走行コースは自由で走破後各自がタイムをスクリーンショットで報告する。参加者には参加記念のメダルも届く。
日本でもジョギングアプリ「ASICSRunkeeper」を活用し走行ログを記録する「ROAD TO TOKYO MARATHON2021」が代表格。参加したランナーには抽選で2021年10月開催の東京マラソン2021への出場権が与えられる。
今後は出走中のランナー同士がアプリを通じてコミュニケーションが図れたり互いの走っている場所が地図にプロットされたり仮想空間上のコースが画面に表示され走った距離に応じてプロットが動くなどバーチャル大会ならではのデジタル機能が備わるとより人気が出そうである。

④ドライブイン娯楽
屋外にマイカーを停車して巨大スクリーンに投影される映画を楽しむドライブインシアターの人気が急上昇した。またドライブインシアターの会場を使いHIPHOPライブが実施されTVでも生中継をした。
感染リスクを防ぐ観点では車で移動し社内から出ずに体験できるイベントは最も効果的な手段のひとつであり、現場での一体感を感じられると同時にライブの非日常感や感動を味わえる試みは画期的な手法。アーティスとは普通のフェスではステージからの演奏に限られるがデンマークではアイティストが車間を動き回る新しい演出も行われ観衆を魅了した。
車離れが進む中、車の新体験は大切なイベントになりえるだろう

⑤つながる動画配信サービス
英国で流行したのがNetflixの作品をグループチャットをしながら一緒に視聴できるサービス「Netflix Party」。
リアルタイムで同一の作品を鑑賞することで一体感を味わうことができ、途中や修了後にチャットで感想を言い合う楽しみを得ることができた。

⑥ゲームのリアル化
英国で流行している「noobly」は登録者のプロフィールを閲覧しボイスチャットで話すことも可能。ゲームを介した出会いの場所となっている。
また注目を集めたのがゲーム内の仮想空間を利用した新たなビジネスだ。「あつもり」ではファッションブランドのマーク・ジェイコブスが過去のコレクションで発表した洋服をデータ配信しキャラクターが着用できるようにしたり、コロナで結婚式を挙げられない人向けに結婚専門の島を立ち上げて、世界中のユーザーが訪れ結婚式を挙げる動きも見られた。
一方「フォートナイト」では、2020年4月ラッパーのトラビス・スコットがゲーム内の空間でバーチャルライブを開催し1230万人が視聴する驚異的な記録を叩きだした。こうしたゲーム内の仮想空間で現実世界のビジネスがそっくりそのまま行われる事例が相次いだ。
今後、オンラインゲームの空間がリアル以外のもう一つの社交場となり、新たな消費や活動が生まれる舞台になることは確実である。米国では政治活動を行う例や、企業にとっては広告活動やゲーム内のアイテム販売など本格的な収益ビジネスになる可能性に秘めた魅力溢れる市場が立ち上がりつつある。

⑦バーチャルコミケ
日本で2020年4月29日~5月10日にバーチャル空間上で行う世界最大級のイベント「バーチャルマーケット4」は71万人以上の参加を記録した。
参加企業は43社(イトーヨーカ堂や伊勢丹も参加)、一般クリエイターは1400ブース。
同年4月10日~12日に開催された同人誌即売会「ComicVket」には2万5000人が来場。VR機器だけではなくPCやスマホからも楽しむことができる環境を整えた。

⑧アバタースポーツ観戦
デンマーク・オーフスを拠点とするサッカーチーム「オーフスGF」はフィールドに巨大なスクリーンを設置し1万人のファンがオンラインで参加できるZoomミーティングを開催した。リモート観戦の新しいスタイルとして注目された。
Zoomを使えば選手も応援するファンを視認でき、ファンも自分たちの姿を見届ける事で選手の力になっていることを実感できる。疑似的な双方向一体感が成立しスポーツ観戦の可能性を広げた。
日本においてもDeNAベイスターズが同様の企画を行った。今後の日本においては高齢化が進み、応援したくても出来ない方が増えてくる為、この機能はより一層重宝されるだろう。

Ⅳ.Beyond LUXURY(贅沢の概念が根本から変わっていく)

①自作発酵食品
中国では自宅でヨーグルトや納豆を作れる発酵家電が人気。小熊(シャオション)のミニ発酵機99元(1500円)は月間1.4万台を売り上げた。
日本でもコロナ禍で発酵食品を毎日摂取する人は多い。無印良品の野菜を入れてチャックをするだけで漬物ができるぬか床が大ヒットした。
日本は醤油、味噌、甘酒、塩辛など、まさに発酵食品の宝庫であり支持される可能性が高い。

②アーバンガーデニング
ジャカルタではハイテクを掛け合わせた新時代の水耕栽培デバイスが人気急上昇。土を使わず水とLED照明と液体肥料で、通常より5倍程度早くレタスやトマト、ハーブ、花を育てられるという。除草剤や農薬、遺伝子組み換えなどの種子を使用していない安全性も特徴。高額商品ながら品切れに生るほどの活況。容器さえあれば室内やベランダでプチ菜園が可能な水耕栽培が人気を博した。
自給自足を可能にするデバイスは屋内で手軽に扱うことができ、居住空間が狭い日本では普及が進みそうだ。

③オンラインバー
スコットランドで有名なクラフトビールメーカ―でパブをチェーン展開する「BrewDog」が毎週金曜日にZoomオンラインバーを開設した。
参加条件は英国飲酒可能な18歳以上であること、事前にオンライン登録、同社のビールを事前購入すること、で、創業者2人によるバーチャルクイズ大会やビールテイスティング、ライブ音楽配信など自宅に居ながらにして本物のバーにいる様な盛り上がりを楽しめることが特徴。

④マイクロツーリズム
海外旅行が難しくなり、自宅から200マイル(320KM)以内にある宿泊施設の予約が爆発的に伸びている。日本でもAirbnbで部屋を確保し若者が集まって宅飲みするトレンドが見られた。また近隣の高級シティホテルに仲間と泊まってバカンスを楽しむ「ホカンス(ホテル&バカンス)」も流行した。
ホテル側もマイクロツーリズム仕様への一部変換、ふるさと納税対応やビジネス需要にもチャンスがある。試食や○○教室など体験コンテンツも有効。
地域の魅力を再発見し地域の生産者を支援する試みも大切になる。

Ⅴ.Beyond DATA(データを活用してニューノーマルな時代を切り拓く)

①デジタル配給制
台湾政府がマスクの転売や高額販売を防ぐため、国内で製造する全てのマスクを買い上げて管理し、実名制で市民に販売するシステムを構築したことが世界から高く評価された。アプリでのマスク購入予約もでき、スムーズに進める事ができた。
テクノロジーを活用し、事実上の配給制にすることができれば、市場の混乱を防げた可能性がある。

Ⅵ.Beyond COMPANY(企業活動をアップグレードさせる)

①時差ショッピング
米国ではコロナリスクの高い高齢者がスムーズに買物できるように、開店前の1時間を高齢者限定の時間にする動きが見られた。そうした中、ウーバーがその早朝に来店する高齢者に向け割引をするサービスを地元スーパーと組んで実施した。
今回の様なパンデミックだからこそ企業間の垣根を越えて多様な連携が求められる。高齢者の感染リスクを軽減できれば医療機関の負担を下げることにもつながるので、行政の補助金事業として支援するのも一案である。

②寄付運営
米国では休園がつづく動物園や水族館の生き物を守るために、巣ごもり中の市民が楽しめる動画配信を行い、施設の寄付を募った。
ライブ配信を見て寄付を行うと動物園の園長が感謝の言葉を述べながら動物たちに餌やりをする試みを実施。そうすることで自身も動物を育てる一員になった疑似体験が可能となりより愛着を持つようになった。
米国では無機質なオンライン会議の一席を動物園用に設定することで、会議を和やかにするサービスが人気を博した。
今後は動物園や水族館も入場料以外に収入を得る企画アイデアが重要となる。

③社員シェア
不景気になり需要が落ち込んだ事態でも人手不足に陥る業界もある。一時的でも良いので人手が欲しい企業が社員をシェアするという柔軟な発想を持つことで労働者に継続的な仕事を与えつつ、将来的に需要が戻った時の人員を確保できる、という互いにメリットのあるシステムを生み出した。
このような取り組みは中国では「共享員工(ゴンシャンユエンゴン)」と名付けられ、この新語は今後も定着すると見られている。
近年、働き方の多様化が進み、フリーランスが増加し企業でも副業を認める動きが広がっている。この仕組みが広がれば、雇用者・被雇用者の双方のセーフティネットとなる。

④架空のリアル化
米国ゲーム会社「Riot Games」はゲーム内でプレイヤーの命を救う果物アイテムである「ハニーフルーツ」を食用フルーツとして再現しバンコクの街中で提供した。ゲームの世界をテーマパークなどで再現することは日本でも事例があるが、実社会のあらゆるスポットで試食できる施策は、わざわざテーマパークに足を運ばなくても手軽に体験できる点が評価され、斬新でインパクトのある販促となり、ゲームの認知拡大に貢献した。

Ⅶ.Beyond LOCAL(地域や地元をネクストステージに昇華させる)

①隣人ボランティア
慈善団体も多くチャリティーが国民的な支持をえている英国では地域単位でオンラインボランティア活動「Covid-19 Mutual Aid UK」などが立ち上がった。具体的な活動は身近な社会的弱者のための買い物代行、薬の受け取り、犬の散歩などを引き受けることだ。英国ではコロナ禍で若者のボランティアが増えたことも背景である。世代間交流は世界的キーワードであり、有償ボランティアや行政の補助金でカバーも含め、ボランティアのプラットフォームはその手段のひとつとなる。

②ソーシャルディスタンス公園
香港の公園「The Grounds」で毎晩始まったのが「プライベートポッド」と呼ばれる100か所程度の区割りスペースをウェブサイトで予約して使う新しい公園の利用の形である。敷地内には巨大なスクリーンと音響システム、ステージが設置され、隣接するフードホールで販売される様々な料理、ドリンクがスマホで注文するとポットに運ばれてくるシステムで利用者はポットから出ることなくソーシャルディスタンスを保ちながら過ごすことができる。
日本でも日比谷公園などでは様々なイベントが開催されているが、香港の様に区割りされ安全に過ごせる公の空間としての例はあまり見られない。
今後の新しい公園の使い方として有効である。

終章

コロナが終息したとして、以前に戻る業界もあるが、そうでない業界もある。今までと全く違ったイレギュラーな生活を強いられる中で消費者心理が以前と変容してしまっているからである。

一例を挙げるとすれば、「Beyond LUXURY」の章で触れた「贅沢」の概念が変わったことである。今まではとにかく高額で特別な商品を購入したりサービスを受ける事が贅沢であった。
だが、コロナになり、大切な家族や友人と過ごしたり、何か一緒に作ったり育てたりする「時間」こそが贅沢であり、「自分の為にカスタマイズされた商品やサービス」にプレミアムな価値があると変化した。

アフターコロナの消費者心理を読み解くキーワードは
「若者とグローバルの視点を持つこと」で。グローバルで起こった変化はSNS・特にアーリーアダプターである感度の高い若者が広げていくのである。これからはアフターコロナ時代の新たなビジネスが次々と立ち上がっていくので、その様な情報を率先して入手しアップデートする思考力が極めて重要となってくるのである。

【引用】
藤田曜平 小祝誉士夫 (2021)「アフターコロナのニュービジネス大全」ディスカヴァー・トゥエンティワン

「販売職×食」業界で働いてみませか?

Kei-kun
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Masa-kun
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スーパーマーケットファンタジー②★心が躍り光輝くバイヤーの仕事★
スーパーマーケットの世界へようこそ!このブログでは「販売職×食」業界について日本一詳しい情報を楽しく発信しています。【Twitter】https://twitter.com/masa_m2 今回はスーパーマーケットバイヤーという仕事の魅力、ビジネス的な面白さについて説明していきたいと思います。スーパーマーケットで買物をするのが楽しい、ワクワクするという方に向けた記事です。それではどうぞ!

1st.転職への戦略を練ろう!

Masa-kun
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まず転職をすることを決意した時にはスケジュールを組む必要があります。
会社に退職の意思を示してから8か月以内に就職するのが良いと思います。
上図を参考に、ご自身のスケジュールをイメージしてみてください。
何だか心のモヤモヤが晴れ、ワクワクしてきませんか?

2nd.最強の「転職・攻略の書」と共に準備を進める

日本で最も就職が難しかった時代のことを「就職氷河期」と言います。
バブルがはじけ、先の見えない長い不況に入り(失われた30年と言われる)、しかも子供の数が一番多かった団塊Jr世代が就職・転職活動をしていた時代です(1995年~2005年)。

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『面接の達人~バイブル版』中谷章宏著 要点まとめ
現在、日本で一番人口が多い団塊Jr世代(1971年(昭和46年)~1974年(昭和49年)生まれ)が就職活動をした時期は平成大不況と呼ばれ、就職先が少ないのに若者の数が圧倒的に多い時代でした。そんな時代に”就職面接の極意”の頂点にあったのが、この『面接の達人』です。この極意のエッセンスを書いていきたいと思います。

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転職活動リアル体験記【前編】~退職する方法とその後どうなるの?という話~
会社を辞めた後、転職活動では具体的にどんなことが起こるのか?実体験を共有したいと思います。私はスーパーマーケット(食品小売業)を目指して転職活動をしていましたので、同じ業界を目指している方は参考になると思います。

スーパーマーケット業界のすべてを解説

【業界研究まとめ】スーパーマーケットの世界へようこそ!
今回はスーパーマーケット業界について、この記事を読めば、全てのことが網羅できる”総まとめ”を行っていきます。スーパーマーケット業界とは、生活に関連するあらゆるもの、特に食品を中心とする商品を販売する小売業ですが、食品 販売職 / 食品 仕入業務 / 店舗 マネジメント/店舗販促 × マーケティングなど幅広い仕事が混在しているので、業界に入った後のキャリア設計が大変重要です。それを具体的に明示します。
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今回も最後まで読んでいただき有難うございました。

今後も有益な情報が提供できるよう頑張ってまいります!

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【楽しく学べる】スーパーマーケットビジネスモデル解説②~スーパーの売上と利益の構造について~
スーパーマーケットがどんなビジネスモデルで成り立っているのか分かり易く解説します。今回はスーパーの売上と利益のビジネスモデルです。売上は集客にリンクし利益は運営コストとリンクしています。集客方法として確立してきたスーパーの新聞折り込みチラシはスマホの普及で徐々に効果を下げています。圧倒的に商品を安く販売するディスカウントスーパーは新聞折り込みを使用せずEDLP戦略を採用しスーパーマーケットの新しいビジネスモデルを創っています。
【楽しく学べる】スーパーマーケットビジネスモデル解説③~スーパーの価値についての考察~
スーパーマーケットがどんなビジネスモデルで成り立っているのか分かり易く解説します。今回はスーパーマーケットの価値について。お客様はスーパーマーケットを選ぶ時にどの価値に重きを置いているのか?という考察です。私見ではなく外部のアンケート結果を基に現場の状況を踏まえて解説していきたいと思います。それではそうぞ!
【楽しく学べる】スーパーマーケットビジネスモデル解説④~会員カード戦略・集客と顧客満足~
今回は、スーパーマーケットの会員カードのマーケティング戦略についてお話していきたいと思います。会員カードの活用法は大きく2つ①集客②顧客満足の向上/ スーパーマーケットの集客を担っていた新聞の購読率は直近20年で1,500万部も落ちています。スマホで有用な情報がリアルタイムで取れる時代に新聞でスーパーの特売情報で日替わり特売で集客する時代は終わりを告げようとしています。会員カードから得られた顧客情報を基に、自社が来てほしいお客様だけがお得になるマーケティング戦略を展開していくことが大切です。
【楽しく学べる】スーパーマーケットのビジネスモデル⑤~業界の最新トレンド~
全国スーパーマーケット協会より、最新2022年度版スーパーマーケット白書が一般公開されました。この記事ではスーパーマーケット白書を基にスーパーマーケットの現状から傾向を導き出し未来予想図を作っていこうと思います。最新でリアルな統計情報になりますので精度高い考察ができると思います。業界の方は勿論のこと、業界を目指す方や食品小売りビジネスに携われている方はぜひご参考にしてください。それでは行きましょう!
【楽しく学べる】スーパーマーケットビジネスモデル解説⑥~コロナ禍がもたらした食生活の変化~
コロナのパンデミックで食生活が変わったように思います。外食も良いけど、自宅で食を楽しむシーンが増えたり・・。スーパーマーケット業界全体ではどんな変化があるのですか?そんな質問に答えていきます。コロナ禍で生活の価値観が一定変化をしました。アフターコロナにおいても一度総括しておきたいテーマです。
プロフィール
この記事を書いた人
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【X】https://twitter.com/masa_m2「販売職×食」業界の専門家|経歴:生協、GMS、食品SM|職務:バイヤー、店長、ネットスーパー、マーケティング(MD立案)|「販売職×食」業界の歩き方、昇り方、渡り方について発信します。【電子書籍】アラフィフ転職 完全ガイド・・40代50代転職について自身の実体験をベースに著した戦略の書。キャリアを総決算し新しい働き方を提案します。
【電子書籍】スーパーマーケットの新潮流・・食品小売業界に起きている最新情報を現場感覚、学術研究、実地調査の3点をもって検証しました。スーパーマーケット(店舗事業)と生鮮宅配(宅配事業)のこれからのトレンドが理解できる一冊になっています。

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