【小売業転職】スーパーマーケットのバイヤーになる具体的ロードマップ《最短距離を解説します》

Masa-kun
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今回は、スーパーマーケットのバイヤーになる具体的なロードマップについて書いていきたいと思います。現場の業務をしていたら、いきなり「バイヤーになりませんか?」と声が掛かる訳ではありません。入社した時点から「バイヤーになる」という目標を持ってロードマップを描くのが最短距離です。

Kei-kun
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僕はスーパーマーケットで働いているのですが、周囲に「バイヤーになりたい」と言ったら「あいつ生意気だ」と思われそうで・・・。

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確かに、バイヤーはスーパーマーケットの中でも限られた人数しかなれない業務なので異端に見られたり、現場のベテラン社員(出世できなかった人たち)からは疎まれたり、上位職の方たちの中にも「バイヤーではなく店長を目指した方が出世の最短距離だよね」と言う人がいるのも事実です。

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実際にスーパーマーケットのバイヤーがどんな仕事をしているのか、下記記事に書いてますので、まずはコチラを読んでみてください。

【小売業転職】スーパーマーケットのバイヤー業務の徹底解説《主要業務5選》
今回は、スーパーマーケットのバイヤーという仕事について具体的に解説をしていきたいと思います。私もバイヤーをやっていましたので、実際の話として、どんな専門的な能力が必要で、どんな人が向いていて、どんな楽しいことがあり、辛いことがあるのか、この記事を読めばバイヤーの仕事がわかるようになっています。
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それでは、バイヤーに最短距離でなるロードマップについて解説していきたいと思います。それではどうぞ!

本記事の信頼性

Masa-kun
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私は「販売職×食品」業界で、これまで2回の転職に挑戦してきました。

 

✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職

地域生協から一部上場GMSへ

 

✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職

一部上場GMSから県域一番の食品SMへ

売場責任者(主任)→バイヤー、店長、事業責任者へ

 

タイプの違う3つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【Twitter】https://twitter.com/masa_m2

 

2022年に業界知見をまとめた著書

「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。

『スーパーマーケットの新潮流~生鮮DSと小商圏店舗型NS登場によるSM業界の変革』要点まとめ解説
スーパーマーケット業界は大きな転換期を迎えている。変革の主軸は、生鮮ディスカウントストアの登場。生鮮食品の鮮度、惣菜の品質、人気商品の価格、この3点を兼ね備えた新しいスーパーマーケットが圧倒的集客を実現している。もう一つの軸が黒字モデルのネットスーパー。長年赤字経営が指摘されてきたネットスーパーに新しいモデルが登場した。

20代・第二新卒・既卒向け転職エージェントのマイナビジョブ20’s

入社した時からバイヤーになると強く決意する

スーパーマーケットに入社したら店舗での仕事から始まりますが、今後のキャリアを意識して日々過ごしていくことが大切です。

スーパーマーケットでは午前のピーク(11時~12時)に向けて商品を陳列し、発注業務を済ませ、午後からは計画を立てたり、夕方のピークに向けて売場を作ったりと大忙し。忙しいですが充実した毎日を送ることになると思います。

しかしそれを繰り返すだけでは、もったいないと思います。

入社したその日から「バイヤーになるんだ」と強く意識してください。そして売場で起こる現象をメモしながら、売場で仮説検証を繰り返してください。どんな些細なことでも、意識がある人と無い人では雲泥の差が出ます。それが近道です。

バイヤーになる前からバイヤーの勉強を始める

バイヤーになったら、先輩バイヤーから仕事の仕方を教えてくれるだろう、と思っている人はバイヤーにはなれません。

バイヤーになる人は、バイヤーになる前からバイヤー目線で仕事をしています。
自分の売場で起こる現象をインプットしていくことはもとより、
私は競合他社にしか売っていない商品を、自腹で買って、実際に使用し、写真を撮って資料にまとめていました。売場担当者として何の得にもならないことですが、バイヤーになる前に、前倒しして勉強をしていました。自分への投資を惜しまないということですね!

「バイヤーと仲良くなっておけば最短距離では?」も真実を突いていません。私は会議などでも自分の主張をしていたので、前バイヤーに疎まれていましたが、推薦されました。
誰かに良く見られるのではなく、見てる人は見ていてくれるという方が真実だと思います。

上長や人事との定期面談で毎回「バイヤーを目指して勉強している」と言う

毎日勉強を積み重ねていきながら、自分のバイヤー資料をまとめていってください。
①今の現場の課題
②それを解決する自分なりの具体的な施策
例えば、担当する仕事でレベルが上がってくると、業界誌を取るだけでも先進他社と自社とのレベルの違いが分かるようになります。
先進他社では○○○ということをやっており、成功しているようです。自社でも○○○をすることで同様の成果を出すことができる等、社外で勉強している事が言えることが重要です。

そして上司(店長)や人事部との定期面談で、バイヤー資料を1枚の紙にまとめて渡し、それをロジカルに説明し、これが自部門の課題ではないかと考えている。もし自分ならこのように改善をしたいという事を提出することで「バイヤーを目指して勉強している」という言葉に重みが出てきます。

実際に仕事が出来る人でも「自分の売場をみて見ろ!スゴイだろー!」という人が多いです。ロジカルに語るには、日々勉強をしながら、外部の知見もインプットしながら、自分の売場で仮説検証を繰り返すことが重要です。

担当部門で実績を叩きだす

そして最後に自分の担当部門で実績を叩きだす!ということでバイヤーに一気に近づきます。

ただし、売上というのは店舗の立地に依存するマーケットの大きさで決定されます。売れない店でいくらスゴイ売場を作っても売上は伸びにくいです。理由は売上が客数×客単価だからです。客数が変わらない限りは売上は残念ながら伸びません。財布が決まっているので、客単価がいきなり変わることもありません。しかし週末や催事では、財布がゆるくなっていますので、自部門の売り込みの仕掛けをすることで売上の向上が期待できます。

それではどうなれば良いのか?

具体的には、部門担当者は自部門の数値(売上や利益率)を自在に動かせるようになれれば免許皆伝です。「今月は利益率を削ってでも売上を稼いでいこう」とか「売上は厳しいので利益を確保しよう」とフットワーク軽く自由自在に市場環境に合わせて、売場の数値をコントロールできるようになることが必須技能です。
そして、それを店長やバイヤーに相談するように、こうしてみようと思うのですがどうですかねーと言って、実際にそうなっていることで一気に信頼が高まり、間違いなく自身の社内でのブランディングが出来ていきます。社内のブランディングは会社の中枢にいる人のうわさで作られるものだからです。

目安としては、バイヤーが「このようなモデル売場写真を撮りたいんだけど売場作って写真撮って送ってくれない?」と言われるようになったら、担当者のステージは終わりに近づいています。バイヤーは店の数値をいつも見ているので、声を掛ける人を選んでいるからです。

★スーパーマーケット全体の仕事と転職についてはコチラから★
https://masa-kun-blog.com/%e3%80%90%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%bb%e3%83%84%e7%b7%a8%e3%80%91%e3%82%b9%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88%e6%a5%ad%e7%95%8c%e3%81%a7%e5%83%8d%e3%81%8f%e3%81%a8/

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最後まで読んでいただき有難うございました。食品販売業への転職に挑戦しようと思われている方は、退職する前に、採用情報を得る為に転職支援サービス(完全無料のサービスのみ)を利用することをお薦めします(退職はいつでもできます!)。一般的に広く出されている求人に加えて、非公開の求人情報を得ることができます。頑張ってください!応援しています。

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【Twitter】https://twitter.com/masa_m2「販売職×食」業界の専門家|経歴:生協、GMS、食品SM|職務:バイヤー、店長、ネットスーパー、マーケティング(MD立案)|「販売職×食」業界の歩き方、昇り方、渡り方について発信します。

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