【転職成功への道】転職のリスクについての考察。転職について押さえておくべきポイント5選

Masa-kun
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今回は「転職のリスク」と「転職時に押さえておくべきポイント」という話をしたいと思います。

この記事の信頼性

Masa-kun
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私は「販売職×食品」業界で、これまで2回の転職に挑戦してきました。

 

✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職

地域生協から一部上場GMSへ

 

✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職

一部上場GMSから県域一番の食品SMへ

売場責任者(主任)→バイヤー、店長、事業責任者へ

 

タイプの違う3つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【Twitter】https://twitter.com/masa_m2

 

2022年に業界知見をまとめた著書

「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。

『スーパーマーケットの新潮流~生鮮DSと小商圏店舗型NS登場によるSM業界の変革』要点まとめ解説
スーパーマーケット業界は大きな転換期を迎えている。変革の主軸は、生鮮ディスカウントストアの登場。生鮮食品の鮮度、惣菜の品質、人気商品の価格、この3点を兼ね備えた新しいスーパーマーケットが圧倒的集客を実現している。もう一つの軸が黒字モデルのネットスーパー。長年赤字経営が指摘されてきたネットスーパーに新しいモデルが登場した。

 

それでは進めていきましょう!

Kei-kun
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僕は26歳で今の会社に入って4年目です。入社した本音の理由は「有名な会社だったから」。でも4年目となると責任も重くなりブラックな働き方を強いる会社でした。仕事内容も自分に向いているかどうかよくわかりません。これからどうしたら良いのか悩んでいます。

Masa-kun
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なるほど。現状に立ち向かい、落とし穴に落ちないための転職にまつわる「5つの話」をしていきたいと思います。それでは、どうぞ!

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その1.ブラックかどうかは今は問題ではない。問題は今到達しておくべき目標があるか?である

みなさんの働いている会社はブラック企業ですか?という問いに対し”Yes”という方にお話ししたいと思います。法令を無視した企業である場合は3択。辞めるか?戦うか?その会社のエッセンスを奪って辞めるか?です。

①辞める・・・心身が壊れそうな方は辞めましょう。NoProblemです。
②戦う・・・上司より出世し現状を変える。労働基準局に相談をする。法的に訴える。
③その会社のエッセンスを奪って辞める・・・その会社が他社より優れている何かを持っている場合、それを習得して、その”何か”をものにして退職することをお薦めします。

他社にとって今の会社のスキルや知見、マニュアルは貴重なものかも知れません。次のステップに上がる時に必要なスキルであればマスターしてから辞め、次のステージにいけば良いと思います。次のステージへの切符を貰うための代償だと位置付けてブラックを耐えるのも、悪くないと思います。

また転職時にその人を採用するか否か判断する時の判断材料は”学歴”と”職歴”が多くを占めます。いいことを言う、明るくて元気、は逆に怪しいことが多いです。学歴=そのひとの知的レベルや勤勉さとニア、職歴=あなたの仕事のアウトプット(証明ができる必要あり)です。

学歴は変えられません。でも今から職歴は変えられます。

何も成し遂げていない状況で退職ではなく、小さな成功(表彰や営業成績)やその会社のスキルや知見、マニュアルを自分のものにすることができれば、転職に有利に働きます。

因みに私は、最初の会社で「洗剤を販売するコンテスト」で全社1位の実績を勝ち取り、その時にどの様な準備をしてどの様な戦略で臨んだのか、お客様の反応は?など具体的に次の転職先でアピールすることで「合格」を勝ち取りました。

その2.転職時に見られる査定ポイントは「あなたのステータス×転職前の会社のステータス」

転職時に見られるのは「あなたのステータス」プラス「転職前の会社のステータス」です。業界にもよりますが、日本は法律的に解雇規制が厳しく、能力の高い人は1つの会社で新卒から出世しているファミリー企業が多く、業界で自社より売上の高い企業、自社より評判が高い企業から転職面接に来るとゲタを履く(自動的に他の選考者より評価が高くなる)ことが出来ます。反面、逆も然りで自社より売上が低い企業から来た人に対しては、下に見る傾向があります。

その1で書いたのは、「あなたのステータス」この節で書いているのは「転職前の会社のステータス」です。

何を言いたいのかというと、業界で少しでも高いステータスの企業に入れるのであれば、入っておいた方がよいということです。結婚相手と同じで、最初からあなたに合った会社に巡り会える訳ではありませんよね。なので、つぶしが利くように少しでもステータスの高い会社に入っておく方が有利ということです(世の中の真実)。有利というだけにすぎませんが。

例えば、あなたが30代になり、本当に転職をする人生の岐路に立った時に有利になるのは、一般的な中小企業より、業界上位企業からの転職です。転職する時にその企業の力の差を自分の価値に変換し、一度だけ恩恵を受けることができます。これを私はわらしべ長者戦略」と呼んでいます。もちろん、次の会社で活躍するかどうかはあなた次第ですが。

その3.20代が勝負!最前線の現場作業で世の中の仕組みを知ること

これは、私が社会人を25年やって見てきて実感として思うことです。

20代は若いです。体力もあります。失敗がゆるされます。変なプライドも必要ありません。
このフェースで大切なのは最前線で勝い成果を出すこと。これ一本に集中してOKです。

またチームの責任者としてメンバーを動かし高い給与をいただく30代以降は苦労が多いですが、20代は最前線のプレイヤーとして創意工夫と努力と根性で自分自身の力だけで成果を出すことが出来ます。体力的には大変ですが自分の力が社会で通用するのかを試す事ができるのも大切な自信となります。

20代でしっかり経験を積んでおけば、30代以降が(個人的な実感として)楽です。一生プレイヤーとして活躍する方もいらっしゃいますが、30代以降はマネージメントを担い、会社の舵取りを担う仕事をおこない、次に会社の未来を担う若手を育成していく側に回る必要があります。何の実績も無い人がマネージメントを担い、若手に何を育成することができるのでしょうか?

結論「20代はがむしゃらに仕事で実績を残すだけで良い」です。

その4.業界を俯瞰することの大切さ

会社で働いていると、自社の社内事情だけに興味が行っていませんか?
私は今いる会社に就職しているのではなく、今いる業界に就職していると考えるべきであると思います。

その理由としては、何かのキッカケで今の会社を追い出されるかもしれませんし、他社に買収されるかもしれません。上司との相性の問題で退職に追い込まれる可能性も低くはありません。つまり一つの会社に依存することはリスクでしかないということです。。

会社は冷酷です。あなたの為に会社は存在しているのではないので不要であれば切られます。しかもそのタイミングはあなたの勢いがなくなる中年以降、人生の中で最も教育資金などでお金が必要な時期とバッティングするということです。

そうならない為ではなく、そうなっても大丈夫なように業界を俯瞰し業界の情報収集を行い、今の会社を疑い、次の手がいつでも打てる準備を怠らないようにしてください。

結論「何かあった時のために転職をしたい会社をピックアップしその会社を研究しておく」

その5.転職の経験値は希少価値。独身時代にしておくべき

エレファントカシマシの唄で「30代は自分の人生が自分一人の人生でないことを知る」という有名な一節がありますが、結婚をして子供ができると、自分ひとりの時より判断が難しくなります。出来れば、20代の独身時代のうちに転職を経験しておく方がいいと思います。

↓その時の経験を記事にしていますので、宜しければご一読ください

転職活動リアル体験記【前編】~退職する方法とその後どうなるの?という話~
会社を辞めた後、転職活動では具体的にどんなことが起こるのか?実体験を共有したいと思います。私はスーパーマーケット(食品小売業)を目指して転職活動をしていましたので、同じ業界を目指している方は参考になると思います。
【転職活動まとめ】失敗しない応募企業の選び方と受かる面接の戦略を公開
転職活動で失敗しないために必ずしてくことを解説します。それは「①自己分析」と「②応募企業の選定」です。一番危険なのは「何となく自分ができそうな仕事」を「なるべく有名で売上高の高い企業」で応募することだと思います。自分が何のためにその職業に就き、その目的の為に合う企業を選びましょう。

逆に人生において「転職」というカードをリスクがない結婚前の20代で切り、複数の会社の内部比較ができるようになるだけでも自分の知見は広がると思います。私自身、何かあっても転職のカードをいつでも切れる状態はしています。履歴書も職務経歴書も最新版を作っている状態で、この状態は会社との関係は非常にフェアであると思いますし、思ったことを忖度して言わないのではなく、言う場面では言うという選択肢を取れる”心理的後ろ盾”になっています。

しかし、転職のカードを切る時は慎重に、戦略的に、冷静に進めていってください。

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【Twitter】https://twitter.com/masa_m2「販売職×食」業界の専門家|経歴:生協、GMS、食品SM|職務:バイヤー、店長、ネットスーパー、マーケティング(MD立案)|「販売職×食」業界の歩き方、昇り方、渡り方について発信します。

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