
私はこの冬、49歳にしてアラフィフ転職を実行に移しました。
今までのキャリアの総決算をして、新しい挑戦を始めます。
アラフィフという年齢はキャリアで言えば、現在は社会人人生の最高到達点にいますが、50代に入ると役職定年という名の降格人事が待っています。
普通のサラリーマンである私たちは、それを座して待つしかないのでしょうか?
私は、アラフィフ転職と言う選択肢を選びました。
それは会社だけではなくプライベートにおいても(親の介護や家族の健康問題、子ども巣立った後の夫婦生活など)大きな変化が訪れるアラフィフにとって大きな意味をもってくると思います。
社会人人生を70歳までと考えるのであれば、まだあと20年!
自分の専門性が活かせる職場で、もう一度ゼロから始めてみようと思います。
今回は、この体験をベースに書き上げた私の新著作
「アラフィフ転職 完全ガイド」の一部を無料公開します。
今回のテーマは「アラフィフ転職のスケジューリング」です。
どのタイミングで転職活動をするのがベターであるのかを考察します。
それではどうぞ!
本記事の信頼性

私は「販売職×食品」業界で、これまで3回の転職に挑戦してきました。
✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職
地域生協から一部上場GMSへ
全国レベルの惣菜売場で惣菜主任(チーフ)のスキルを獲得
日本全国どこでも働いていける”手に職”を得る
✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職
一部上場GMSから県域No1シェアの食品SMへ
バイヤー、店長、事業責任者という会社の根幹を担う
役職へのステージアップに成功しました
✅3度目は2024年49歳の時”ライフスタイル実現”転職
県域No1シェアの食品SMから「家族」「趣味」「仕事」の3要素を
バランスよく実現できる私の居住市No1シェアの食品SMへ
これまでの専門性を活かし”単身赴任の無い働き方”へシフトしました
タイプの違う4つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【X】 https://twitter.com/masa_m2
2022年に業界知見をまとめた著書
「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。

2024年にアラフィフ転職方法を解説した2冊目の著書
「アラフィフ転職 完全ガイド」を出版しました。
アラフィフ転職用・職務経歴で差別化するカスタマイズ履歴書フォーマット
【アラフィフ転職用】 職務履歴で差別化する履歴書フォーマット(販売用)|masa-kun@スーパーマーケット【履歴書フォーマットの特徴】 ①アラフィフ転職で必要な職務履歴を強調することに特化した履歴書です。 ②エクセルベースの為、簡単にカスタマイズできます。 ③フォント、大きさ、色、行数など、通常難しい変更が簡単にできます。 【注意事項】 ①JI...
転職におけるスケジューリングの考え方
まず、私が考えるアラフィフ転職のベストタイミングとは、次の5つの条件を満たすスケジュールです。
- 転職先から内定が出た後に「失業期間無く」転職する
- 賞与を全額もらった後に転職する
- 有給休暇を全て消化してから転職する
- 会社になるべく迷惑をかけず転職する
- 転職先の繁忙期に入社しない
この中で2番目の賞与について個人的に苦い思い出があります。
昔、20代で転職した時にスケジューリングミスで損をしたことがありました。
それは賞与支給日の一週間くらい前に会社に辞意を伝えたことで、それまでに確定していた査定評価はAランクだったのに、実際に賞与を貰う時はBランク査定金額で支給されてしまった事件です。
今では労働基準局などに相談に行くこともできるのかもしれませんが、当時はどうすることもできませんでした。会社に理由を聞いてみたところ「ボーナスには未来への投資も含まれているから」とのこと。つまり、ボーナスを振り込んでもらってから辞意を伝えた方が絶対によいということです。
有給休暇を全部消化できるのか?
次に「有休消化を全部消化する」ということを計画に織り込むべきです。長年、会社で頑張ってきたのです。満量である40日近く残っている方も多いのではないでしょうか?折角の転職ですので、大いに有給休暇を享受して新しいスタートに備えたいものです。
会社によるのかもしれませんが、有休消化を阻止しようという動きをする人がいました。
一般的に有休消化が十分にできない理由としては、引継ぎ完了日から入社日までの日数が、有休残数より少ない場合です。
つまり、引き継ぎ終了日と入社日を事前に予測し、業務をスケジューリングすることで実現できます。
次に「会社に迷惑をかけずに辞める」についてですが、これは転職と人事異動の時期を合わせるということで実現できます。毎年、春と秋のこの時期に人事異動があると決まっている会社がほとんどだと思います。その人事異動の「内示」の2週間前に会社に辞意を伝えると良いです。
例えば、2月16日が異動日であれば、2月16日から有休消化に入れれば、誰にも迷惑を掛けなくて済むということになります。しかも内示の時には、自分の業務の引継ぎ相手を会社は確定しなくてはならないので確実に引継ぎを進めることができます。
想定できる「あるある」状況としては、辞意を伝えたところ「今は人員がいないので、会社が後任を決めるまで働いてくれないか」という泣き落としパターン。こちらも無理を言う形になるので、着地点を探しませんか?という話に必然的になってきます。
役職上、不義理もできない。だらだらと無駄な時間が過ぎていくことは避けなければなりません。結局、仕方なく有休消化を捨てて転職先の出勤日を迎えることになる可能性が高いです。
この「人が居ないから辞められない問題」は定期異動発令に合わせ「次の組織配置表に掲載しないでください」で解決できるはずです。会社が決めている定期異動に乗れば必ず後任が選任されるからです。これでズルズル退職できない問題は解決できます。
最後「転職先の繁忙期に入社しない」については、業界で違ってくるとは思うのですが、例えば私の食品小売業の場合は、8月(盆休み・帰省による繁忙期)と12月(年末帰省による繁忙期)は、新しい人が来ても受け入れが難しいという事情があります。
一番企業が人員を受け入れやすいのは、新入生と同じタイミングである4月1日。秋であれば、特に何もない11月。特に春タイミングは新入社員と一緒に導入研修も受けることができて人事の方も一石二鳥ということで喜ばれるのではないでしょうか。
これらを総合すると、次頁の表のように夏賞与と冬賞与の2つのタイムスケジュールが出来あがります。
総合すると、一年間のうち会社に辞意を伝えるのは、賞与支給日後の夏は7月~8月で、冬は12月~1月の間となります。それまでに転職先から内定をもらわなければならないので、逆算をすると、最終面接は6月と11月には終わらせておきたい。そうなると転職先へのアプローチは5月か10月にスタートしなくてはなりません。
つまり「賞与支給日の前後2カ月が勝負」となります。賞与の2カ月前から転職活動をスタートし、賞与を貰った後に辞意を伝え、スピーディーに業務をクロージングし有休消化へ入るというスケジューリングがベストであると私は思います。
スケジュール表

読んでいただき有難うございました。
この第2弾無料公開では責任のあるアラフィフが退職する良きスケジュールについて解説しました。
次回は、アラフィフ転職の履歴書作成について解説していきます。
ご期待くださいませ。
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今後も有益な情報が提供できるよう頑張ってまいります!
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