
私はこの春、49歳にしてアラフィフ転職に踏み切りました。
※その過程はブログの記事にもアップしておりますので是非※
今までの業界キャリアの総決算として、新しい挑戦を始めます。
【アラフィフ転職を今踏み切る理由】
まだまだ体が元気で、自分に価値がある”今”動かなければ、
転職市場から戦力外通告されてしまうと感じたからです。
肌感なのですが、転職をするのであれば、
「せっかくここまで積み重ねてきたのに勿体ない!!」
と言われるくらいが丁度良いと思います。
受け入れ企業から見てもアラフィフを受け入れる時点で、自企業にない知見を持っている即戦力以外は入社させてもメリットはないはずです。
⇒逆に、これを最大活用することがアラフィフ転職の勝ち筋!
これまでの知見を精一杯活用し、転職先企業の新規事業や経営の中心に近い仕事をすることが双方にとってWinWinとなる方向性だと思います。
一体どんなドラマが待っているのでしょうか?!
実体験を赤裸々にお伝えします。
アラフィフ転職から1年が経過しました。
新入生と一緒に研修を受けるところから始まり、惣菜部門に15年ぶりの配属となり試行錯誤の毎日がスタートしました。
自分はなぜスーパーマーケット業界に飛び込んだのか?
自分は本当にこの仕事が好きなのか?
約25年前の就職活動時に考えたことをもう一度振り返りながら、自分の人生をもう一度最初から辿る1年間を過ごしました。
そして思い至った結論を書いていきます。

アラフィフ転職用・職務経歴で差別化するカスタマイズ履歴書フォーマット
【アラフィフ転職用】 職務履歴で差別化する履歴書フォーマット(販売用)|masa-kun@スーパーマーケット【履歴書フォーマットの特徴】 ①アラフィフ転職で必要な職務履歴を強調することに特化した履歴書です。 ②エクセルベースの為、簡単にカスタマイズできます。 ③フォント、大きさ、色、行数など、通常難しい変更が簡単にできます。 【注意事項】 ①JI...
本記事の信頼性

私は「販売職×食品」業界で、これまで3回の転職に挑戦してきました。
✅1度目は24歳の時”スケールアップ”転職
地域生協から一部上場GMS(大型ショッピングセンター)へ
食品小売の宅配業務から店舗小売業務への方向転換が目的。
全国レベルの惣菜売場で惣菜主任(チーフ)のスキルを獲得
日本全国どこでも働いていける”手に職”を得る。
✅2度目は30歳の時”ステージアップ”転職
一部上場GMSから県域No1シェアの食品SMへ
企業規模を縮小させることで、企業格差メリットを利確。
売場責任者(主任)→バイヤー、店長、事業責任者へ
役職のステージアップに成功しました。
✅3度目は2024年49歳の時”ライフスタイル実現”転職
県域No1シェアの食品SMから「家族」「趣味」「仕事」の3要素を
バランスよく実現できる私の居住市No1シェアの中堅食品SMへ
これまでの専門性を活かし”単身赴任の無い働き方”へシフトしました。
タイプの違う4つの食品小売企業で経験を積む業界のプロです。
【X】 https://twitter.com/masa_m2
2022年に業界知見をまとめた1冊目の著書
「スーパーマーケットの新潮流」を出版しました。

2024年にアラフィフ転職方法を解説した2冊目の著書
「アラフィフ転職 完全ガイド」を出版しました。
本社の仕事とは?
私も過去2度、異動で本社に配属されたことがありますで、その時の経験を基にスーパーマーケット業界において本社で働く意味について書いていきたいと思います。
【私の配属経歴】
店舗(部門担当)~本社(仕入れ担当)~店舗(店長)~センター(センター長)~本社(新規事業、マーケティング担当)
お客様が来店されお買い物をして頂くのが店舗(お客様との接点)。その店舗へ商品を供給する為の仕入れをしたり、物流を整備したり、人の配置や教育、作業システムや設備機器を導入したりするのが本社です。
店舗は入荷した商品を陳列しお客様が選び購入される最終地点となります。適正な発注、陳列の良し悪し、アフターフォローを含めた接客クオリティがお客様からの評価となります。こちらは店舗の役割。
その店舗を支える本社には様々な部署があります。
まずは経営。社長の方針を起点として年間計画を作成、予算を立案し実際に売上・利益が出ているかの進ちょくを確認し、必要に応じて新しい施策を打っていきます。経営資源をどの様に使うのかを考えるのが経営です。
続いては仕入れ部門。実際に販売する商品の開発・選定を行い、条件交渉の後、店舗に配荷する。
マーケティング部はその新商品をお客様に手に取っていただけるように”商品のこだわりやおすすめポイント”をお客様へ伝えるのが仕事です(新聞折り込みチラシやSNS、店舗販促物などを使って)。
商品と関係が無いところでは従業員の採用活動や教育、社会保険などの手続きは人事総務部が担っており、建物のメンテナンス補修などは店舗開発部で担っています。発注システムやレジを導入検討するのは情報システム部の役割です。
店舗を支える各セクションのプロフェッショナルが働いているのが本社なのです。
本社で働く条件とは?
あなたが「本社で働いてみたい」と思ったとします。
店舗から異動し本社で働く為にはどうすれば良いのでしょうか?
大きく3つのルートから本社に続く道があります。
①今働いている部門で認められ本社へ行く
例えば惣菜部門で働いていたとすると、同年代の現場スタッフ(20代~30代前半)の中で際立って優秀だとバイヤーやスーパーバイザー、ディストリビューター、関連会社など部門のプロフェショナルとして本社で働くことになります。次の世代を担うリーダーとなります。
分かりやすいですね!
②人事部(HR)や新規事業の担当者として本社に行く
これは手を挙げることが大切です。年に一度ある(ことが多い)人事面談で「〇〇で働きたい。その理由は〇〇」がハッキリ言えたら本社で働くことも夢ではありません。情熱を買ってもらい配置される可能性のある部署はあります。
例)少子高齢化社会という社会課題を解決する可能性のあるネットスーパーを是非担当したい。現状我が社のネットスーパー事業は〇〇という課題を抱えているが▲▲という対策で改善できると考えている。ぜひ私に担当させて欲しい。
③プロフェッショナルとして本社に行く
マーケティング部であればデザインの専門技能を持っていたり、深いパソコンの知識・資格があれば情報システム、経理や法務の専門知識・資格(簿記、FPなど)を持っていれば財務部で働くことができる可能性は高いです。
あなたがインフルエンサーなら会社のSNSを担当できます(出来る人はほとんど居ません)。
スーパーマーケットの本社では店舗以外のプロフェッショナルも沢山働いています。勉強して資格を取得したりすることで道を切り拓くこともできるのです。

実はスーパーマーケット業界では本社配属は全社員の10%~20%しか居ません。しかもセクションは違い小さなユニットに分かれて仕事をしていますので、店舗のように多くの人と同じ仕事をしている訳ではありません。
マーケット戦略でよく出てくる言葉
Red Ocean=血で血を洗うような競争相手が多いマーケット
Blue Ocean=敵が少ない未開拓のマーケット
結局、一般企業の中におけるBlue Oceanとは新しいビジネスを常に考え、生み出し続けている本社の仕事であると思うのです。
一例を紹介:過去の私の場合
過去私も店舗から本社へ行くことができました。
1回目は、惣菜の売場担当者として実績を積みバイヤーを担当しました。
2回目は、過去に生協の共同購入で働いていた経験があり、その経歴を基に赤字部門であるネットスーパーに配属。
3度目は、ネットスーパーの後、新規事業であるネットショップを受け持ちました(物流や仕組みを2つの事業は共有していたので、専門知識があったことが要因)。
一番大切なのは、それらの配属は”たまたまなった”ではなく、前から、どうすればその仕事ができるか考えていたというところ。
売場担当の時代から他社の売場を見に行き、良いとことは真似をして、自社にないが売れそうな商品は自腹で購入し試食し写真を撮って情報を記入しファイリングしていました。
本社に行きたい場合、自分の時間を使って上層部や人事を説得する材料を作っておく必要があります。特に若い人は情熱を言語化しアピールするかが大切です。次世代を担う若者に投資をするのが会社だからです。信頼に足る若者を会社は探しています。
アラフィフおじさんが本社に行くには?
それではアラフィフ転職した私がこの度、本社へ行くことになったのですが、それは絶対的に③の専門性です。それ以外はあまり考えられません。
「①今働いている部門で認められ本社へ行く」はありません。
アラフィフおじさんが現場で若者と同じ土俵で競い合って本社ポジションを勝ち取ることはありません。会社には次の時代を背負って立つ若い人材を育て上げるミッションがあります。
私が1年間の店舗勤務で高い専門知識があることを実証し、過去の経歴を踏まえプロフェッショナルとして会社に貢献できると認識してもらえたことで本社配属されたというのが本当のところであると考えています。
(通常であればプロパー社員が社内試験を経て最低10年はかかる役職(○○長)に無試験で入社1年で昇進したことがその証拠です)
本社に行く方法 まとめ
それでは、まとめです。
まず仕事のことをプライベートでも勉強してしまうくらい、仕事が好きな事(研究、勉強、読書していることが大切です)が大前提。
そして毎日自分のモチベーションを高めて仕事に臨み、レベルの高い仕事を継続して行うことが大切です。「昨日は悪かったが、一転今日は良いね」では評価はされにくいです。
大変な事も多いです。様々なストレスの中で自分のモチベーションを高く維持し仕事を進めていくことができれば、本社への道は近づきます。
これは人生の向き合い方とも連動しており、本社に行き出世していく人は『人間性』も大切な要素であるということです。
苦しくとも笑顔で周りの人のことを優先して考えられる人です。
店舗と本社の大きな違いの一つに外部の取引先様との付き合いがあることが挙げられます。感情面で問題がある人は会社の代表として大切な取引をさせられないからです。
店舗時代にパワハラ・セクハラ・モラハラをするような人は本社に行くことはできません。何度も言いますが、本社は会社の窓口なので、人間性が大切なのです。
『仕事ができて』+『人間性が素晴らしい』+『会社でアピール』
スロットマシーンの様に、この3つの要素が揃うと本社に行くというよりは「呼ばれる」と言った方が良いと思いますが、異動が掛かります。
スーパーマーケット業界では特にそうですが、店舗勤務では基本、店舗と家との往復しかありませんが、本社では出張もあります。旅行ではなく仕事で東京・名古屋・大阪・福岡に行く・・見える景色が変わってきます。違う業界の人とも交流ができますし仕事のスケールも大きくなります。
自分の人生を拓くことができるのです。
若い方は”特に”本社を目指すべきだと私は思います。
頑張ってください。応援しています。
アラフィフの私は、、本社で社会人人生最後の勝負をしてきます。
”人生を拓く”のではなく”人生を閉じる(総決算する)”最後の勝負です。
「次の世代を担う若者を支援し」「地域に恩返しをする」をテーマに、利他の心で冷静に行きたいと思います。
何かご意見などあれば、是非ともお聞かせください!

アラフィフ転職を考えられている全ての方へ、私のアラフィフ挑戦が少しでも参考になればと思います。
今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
※ご感想などDMもお待ちしております。
【Amazon】 https://amzn.asia/d/0at9vt6
【X】 https://twitter.com/masa_m2
【50歳の転職】アラフィフ転職・その後の話





















【Kindle電子書籍】アラフィフ転職 完全ガイド 全編無料公開中







スーパーマーケット業界のすべてを解説

スーパーマーケットのビジネスモデル シリーズ










最強の「転職・攻略の書」と共に準備を進める
日本で最も就職が難しかった時代のことを「就職氷河期」と言います。
バブルがはじけ、先の見えない長い不況に入り(失われた30年と言われる)、しかも子供の数が一番多かった団塊Jr世代が就職・転職活動をしていた時代です(1995年~2005年)。
その時代に最も有名で、最強の書と言われていた本が「面接の達人(通称:メンタツ)」です。
私もこの本を参考に転職を成功させてきた1人であり
履歴書はどんなことを書くのか?面接ではどんなことを話すのか?それは”2つ”に絞られる
ということが分かりやすく書かれており普遍的で読みやすいのでおすすめです。
![]() |
価格:1320円 |
「面接の達人」の内容を詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください!
