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CDジャケット
「心を開いて」の情報
1996年5月6日発売
【販売枚数】746,990枚
【タイアップ】ポカリスエットのTVCM
作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
作曲:栗林誠一郎
編曲:池田大介
※ミキシングはB’zの「Real Thing Shakes」のプロデュースのために来日していたレッドゼッペリンなどのエンジニアを務めたアンディジョーンズによるもの。
アンディジョーンズは「Today is another day」収録の「眠り」や「君とのDistance」収録の「月に願いを」でもミキシングを担当した。
「心を開いて」の逸話
坂井さんによると4年位前からずっと取り置きになっていたデモテープを制作スタッフが見つけ、イントロのピアノメロディを皆で考えて「最後はアレンジャーの池田大作さんにまとめてもらい完成しました」とのこと。
作曲者の織田哲郎さんは「見事なまでに何の奇もてらっていない素朴なメロディと何一つ奇をてらっていない坂井さんの歌詞なので、普通のディレクターだと”ちょっと地味じゃないか”と言われて終わっちゃうことが多いのですが、よくぞポカリスエットのタイアップでつかっていただいたなととても嬉しく思います」と後に語っています。
タイトルは「ほんのちょっと心を開いたら人に対しても違った見方ができるのでは」という想いから付けられたという逸話が残っています。
最新のネット調査「あなたが一番好きなZARDの曲アンケート」で圧倒的1位に輝きました。
皆に愛されるナンバーなのです。
「心を開いて」聴きどころ
《1番の冒頭》
私はあなたが想っているような人ではないかもしれない
でも不思議なんだけど あなたの声を聞いてると
とっても優しい気持ちになるのよ
《2番の冒頭》
人と深く付き合うこと 私もそんなに得意じゃなかった
でも あなたを見ていると 私と似ていて もどかしい
そういうところが たまらなく好きなの
あなたはどの様に感じたでしょうか。
坂井さんが書く歌詞によく出てくる「生きるのが下手でもいいじゃない」というフレーズですが、それを聞いて人生が救われたという方も多いのではないでしょうか。
私もこれまで何百回もこの曲を聴いている中で「心を開いて」は、先述の1番と2番の冒頭でその本質が描かれているように感じています。
”本当は自分に自信が持てない”
”本当の自分を上手く表現できない”
”人付き合いがなかなか上手くいかない”
多くの人が、心の深い所でひそかに抱えている悩みに
”たまらなく好きなの”と寄り添ってくれるところ。
織田哲郎さんの回顧にもありましたが、素朴なメロディー”だからこそ”皆の心にこんなにも長く、きっと永遠に響いていくと思います。
今回も読んでいただき有難うございました。
ZARD名曲の旅